スパム・迷惑メール対策のフィルタとは - ヘッダ情報による受信拒否
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スパム・迷惑メール対策のフィルタとは。ヘッダ情報による受信拒否。
スパム・迷惑メール対策のフィルタとは - ヘッダ情報による受信拒否
- フィルタとは
迷惑メール対策のフィルタとは、迷惑メールを受信拒否するための機能です。
迷惑メールの本文や件名、
ヘッダ情報
に含まれる文字やアドレスのパターンを設定して、迷惑メールを受信しないようにするのがフィルタです。
多くのプロバイダで迷惑メール対策用のフィルタ機能が提供されています。
- 基本的なフィルタ
- 本文(Body)、件名(Subject)のキーワードによるフィルタ
迷惑メールの本文や件名によく使われる文字で制限します。
ただし、毎回いろんな内容で送られてくるので、制限が難しく、キリがありません。
あまり効果がありません。
- 送信者のメールアドレス(From)によるフィルタ
迷惑メールは、送信者のメールアドレスを偽装します。
送信者の偽装を参照。
同じ迷惑メール業者が毎回メールアドレスを変えて送ってくることもあります。
フリーメールを利用したり、他人のドメインを使って偽装もできるので、メールアドレスによるフィルタは難しいです。
キリがなく、あまり効果がありません。
- メールヘッダによるフィルタ
メールヘッダについては、メールヘッダを参照。
- IPアドレス(Received)による制限
送信者のメールアドレスが偽装されて毎回違う場合でも、送信者が同じであれば、送信元のサーバのIPアドレスが同じがあります。
IPアドレスは、たくさん存在しますが、迷惑メールに使われるIPアドレスは、ある程度限定されます。
メール本文が日本語で書かれた出会い系などのスパムは、台湾、韓国、中国のIPアドレスが多いです。
メール本文が英語で書かれたスパムは、ヨーロッパ、北米、南米(特にヨーロッパ)のIPアドレスが多いです。
アジアのIPアドレスの見方を参照。
- メーラー(X-Mail-Agent)による制限
ヤフーメール(Yahoo! Mail)、ホットメール(MSN Hotmail)などのフリーメールを使った迷惑メールでは、
特定のメールソフトが使われることがあります。
BSMTP DLLを参照。
- ドメイン名によるフィルタ
ドメイン名でフィルタをかける場合、.jpが付くメールだけを受け取るフィルタは良くありません。
.com、.net、.orgなど、どの国の人でも取得できるドメインは、たくさんあります。
例えば、台湾系ドメインの.com.tw、.net.twであれば、基本的に台湾在住の人しか取得できません。
台湾からのメールを受け取ることがなければ、制限しても良いと思います。
.com.tw、.net.twは、迷惑メールのメールアドレス(From)には使われませんが、Receivedには稀に書かれています。
- フィルタのサンプル
フィルタのサンプル、
台湾・韓国・中国のIPアドレス、
ヨーロッパのIPアドレスを参照。
- スパムフィルタの効果 - どれが効果あるのか?
スパムフィルタの効果を参照。