Canon EOS 6D
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Canonのデジタル一眼レフカメラEOS 6Dの外観写真、レビューなど。
Canon EOS 6D
2013年7月5日、ビックカメラでCanon EOS 6Dを168,300円(税込)で購入。
初のデジタル一眼レフカメラだ。
【 機種の選定 】
現在ミラーレスは
SONY NEX-5N
、コンパクトデジカメは
Canon PowerShot G15
を使っていて、G15は先月買ったばかり。
風景等を撮りに行くときはNEX-5N、サイトで使う商品レビューなどちょっとした写真を撮るときはG15と使い分けている。
NEX-5Nにあまり不満はないが、年々フルサイズ機への興味が高まっていたところに6DやD600といった安いフルサイズ機が発売されたのでさらに興味が高まった。
フルサイズに期待するのは高画質、高感度性能。
6DやD600は値段だけでなく、軽さも魅力。
外へ撮りに行くときはよく歩くので、軽い機種は嬉しい。
D600も良い機種だと思うが、Canonのコンデジを使っているのと、DPP(Digital Photo Professional)に慣れているという理由で6Dを買った。
何れNikonの一眼レフも使ってみたいと思っている。
【 外観・操作性 】
箱から取り出した第一印象は「こんな小さかったかな?」だった。
店にズラリと並ぶ一眼レフを見ると圧倒され、他の小さいコンデジ等と比べると大きく見えるが、自宅で6D単体で見ると店で見たときより小さく感じた。
6DにEF40mm F2.8 STMやEF50mm F1.8 IIを付けて外で撮影してきたが、長時間首から下げていても辛くはなかった。
NEX-5Nを買うとき一眼レフと比べてかなり悩み、軽さ小ささを重視してNEX-5Nを選んだが、6Dくらいのサイズなら持ち運びは苦にならなさそうだ。
操作性は、5D3や7Dなどと比べれば不満に感じる人もいるかもしれないが、G15でも満足な私には十分。
基本的にはP/Tv/Av/Mで撮影し、前面ダイヤルで絞りやシャッタースピードを調整するだけで、これはG15と同じ。
その他よく使うのはAFフレーム選択ボタンくらい。
風景撮影が多いのでAFフレームは中央1点を使い、花などを撮る時に任意にAFフレームを選択している。
その他のボタンも必要に応じて使うが、使用頻度は低い。
シャッターは静音シャッターにして使っている。
デフォルトでは「ゴトン」という音が、「コトン」というように少し柔らかくなる。
静かでショックも少なく使いやすい。
静音シャッターに慣れると普通のシャッターに戻れない。
【 ファインダー 】
デジタル一眼レフは初めてだが、特に違和感なく撮影できた。
子供の頃はフィルムの時代で、ファインダーを覗いて撮影するのが普通だったから、この撮影スタイルが初めてというわけではない。
私はメガネを掛けているので、見やすいように視度調整を行った。
視野率100%でないことについてD600とよく比較されるが、今のところ6Dで不都合を感じたことはない。
デフォルトではファインダー内に水準器が表示されないので、取扱説明書を見てすぐに設定した。
やはり水準器は便利で、風景撮影が多い私は重宝している。
ただ、いちいちボタンを押さないとファインダー内に表示されないのはやや不便。
【 バッテリー 】
他の一眼レフと同様光学ファインダーを使って撮れば、コンデジやミラーレスより多く撮れる。
余程たくさん撮らないとバッテリーを使い切れない。
ただ、充電中にも使いたい場合があるので予備の
Canon LP-E6 互換バッテリー
を買った。
【 画質 】
いくつかの被写体を6DとNEX-5Nで撮って比較した。
6DはDxOのスコアを見るとNEX-5Nよりダイナミックレンジは低く、色深度は少し高い。
スコアに大きな差はないが、実際に出てくる6Dの画はNEX-5Nと比べてどことなく艶を感じる。
階調性の微妙な違いか、DIGICの仕上げ方が上手いのか。
ピクチャースタイルは基本オートだが、G15のように植物を撮影したときに緑が強調されることなく割と自然だった。
ピクチャースタイルのシャープネスの初期値は、オートとスタンダードが3、ポートレートが2、風景が4などとなっている。
撮り比べた結果、ピクチャースタイルはオートで良いかなと。
シャープネス1の差はあまり感じないが、風景撮影が多く、多少解像感が欲しいのでシャープネスを4にした。
画が気に入らなければ後でRAW現像すれば良いだろう。
【 ISO感度、ノイズリダクション 】
ISO感度を変えたり、ノイズリダクション(標準・弱)を変えたりして撮り比べた。
ひとつ気になったのは低感度でのノイズリダクションだ。
ISO100・ノイズリダクション標準or弱でも、写真を等倍で見ると影になっている葉など暗部のディテールが崩れている場合があった。
写真を縮小して見れば気にならないが解像感が好きな人はLightroom等で現像した方が良いと思う。
RAWではディテールは写っており、Lightroom(デフォルト設定)でRAW現像すると全く別物と言えるほど解像感が増す。
DPPでもノイズリダクションを弱やOFFにして現像できるが、Lightroomのデフォルト設定の方が個人的には綺麗に見える。
Lightroomとの画の違いはノイズリダクションだけでなくシャープネスの違いなどもあるかもしれない。
明部に関してはLightroom(デフォルト設定)の現像よりノイズ、色、シャープネスなど概ねバランス良くまとまっている。
NEX-5Nも暗部のディテールが残念なときがあるが、ISO400くらいまではあまり気になったことがない。
キヤノンよりソニーの方が積極的にノイズを消してディテールが崩れていそうなイメージだったので意外な結果だった。
とりあえずNEX-5N同様、ノイズリダクションを弱にして使うことにした。
レンズ
とりあえず軽い単焦点レンズを付けて試してみたいと思い、6Dはレンズキットではなく本体のみ買った。
レンズは最初に
EF40mm F2.8 STM
と
EF50mm F1.8 II
を買った。
どちらも軽量の6Dにはぴったりのレンズ。
その後、ズームレンズが欲しくなり
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD(Model A007)キヤノン用
を買った。
写真で見るCanon EOS 6D
Canon EOS 6D 一式。
斜め前から
正面
背面
側面、接続端子部分
側面、SDカード挿入口
上面
底面
マウント部、ミラー
フォーカシングスクリーン
機種名が入っている付属のストラップを付けた。
NEX-5Nと大きさ比較(横)
さすがにNEX-5Nと比べると6Dは大きい。
NEX-5Nと大きさ比較(正面)
主な仕様
|
仕様 |
メーカー |
キヤノン |
機種・型名 |
EOS 6D |
発売日 |
2012年11月30日 |
型式 |
デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ |
レンズマウント |
キヤノンEFマウント |
撮像素子 |
カメラ部有効画素約2020万画素 フルサイズ 35.8mm×23.9mm CMOSセンサー |
ISO |
ISO100~25600 |
連写 |
4.5 コマ/秒 |
シャッタースピード |
1/4000~30 秒 |
液晶モニター |
ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット |
ファインダー |
ペンタプリズム使用、アイレベル式 視野率 上下/左右とも約97%(アイポイント約21mm時) 倍率 約0.71倍(50mmレンズ・∞・-1m-1) |
測距点 |
11点 中央:F5.6 光束対応のクロス測距 中央:F2.8 光束対応の縦線検出測距 |
水準器表示 |
ファインダー : 水平方向:1°ステップ ±9°(横位置撮影時のみ) 液晶モニター : 表示可能 |
映像エンジン |
DIGIC 5+ |
Wi-Fi |
内蔵 |
GPS |
内蔵 |
使用電池 |
LP-E6 |
記録媒体 |
SDメモリーカード、SDHCメモリーカード※、SDXCメモリーカード※ ※ UHS-Iカード対応 |
大きさ |
約144.5(幅)×110.5(高さ)×71.2(奥行)mm |
質量 |
約755 g(CIPAガイドラインによる)/約680 g(本体のみ) |
撮影可能枚数の目安(CIPA試験基準による) |
ファインダー撮影:常温(23℃)約1090枚/低温(0℃)約980枚 ライブビュー撮影:常温(23℃)約220枚/低温(0℃)約190枚 |