Windowsの不要なファイルの削除、ディスクのクリーンアップ

更新:

Windows PCの不要なファイルの削除、ディスクのクリーンアップ方法。
対象:Windows 11

Windowsの不要なファイルの削除、ディスクのクリーンアップ

パソコンには一時的に保管しているファイルやログなどがある。 基本的には不要なので削除してもパソコンの動作に支障はない。 削除するファイルは選択できるので、エラーログなど自分が必要だと思うものは消さずに残しておけばよい。 無駄なファイルが減ればストレージ(SSD、HDD)の空き容量が増えたり、ウイルススキャンの時間を短縮できる等のメリットがある。

以下はWindows 11の場合。

⚙️設定の「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」をクリックする。

以下の項目があるので自分に不要なものを選択し、「ファイルの削除」ボタンをクリックする。

  • Windows Updateのクリーンアップ
  • システムエラーのメモリダンプファイル
  • Windowsアップグレードログファイル
  • インターネット一時ファイル
  • 一時ファイル
  • 縮小表示
  • 配信の最適化ファイル
  • Microsoft Defenderウイルス対策
  • Direct Xシェーダーキャッシュ
  • Windowsエラー報告とフィードバックの診断

また、「システム」→「記憶域」では、「ストレージセンサー」という自動的に空き領域を増やしたり、一時ファイルを削除する機能がある。

また、インターネットでアプリケーションなどをダウンロードした場合、デフォルトでは「ダウンロード」というフォルダに保存されるようになっている。 フォルダは以下の位置にある。

C:\Users\(自分のユーザー名)\Downloads

もし設定を変更していない場合、知らずにいつの間にかこのフォルダにアプリケーションがたまっている場合がある。

Windows 10/8.1の場合は以下の通り。

  1. エクスプローラーなどでドライブのアイコンを右クリックし、メニューで[プロパティ]を選択後、[全般]タブの[ディスクのクリーンアップ]をクリック。 または、[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[管理ツール]と進み、ディスククリーンアップのショートカットをダブルクリック。 または、[Win]+[R]キーなどで[ファイル名を指定して実行]を呼び出し、「cleanmgr」と入力するとディスククリーンアップを起動できる。
  2. 上記でエクスプローラーなどでドライブを選択せず、且つドライブが複数ある場合はドライブ選択ウィンドウが表示されるので選択し、[OK]をクリック。
  3. 削除するファイルを選択し、[OK]をクリックするとファイルを削除できる。 ここで、Windowsのシステムに関わる不要なファイルも削除する場合は[OK]をクリックせず、[システムファイルのクリーンアップ]をクリックする。
  4. 同様にドライブを選択し、[OK]をクリック。 システム関連のファイルはデフォルトではCドライブにある。
  5. 削除するファイルを選択し、[OK]をクリックするとファイルを削除できる。

不要なファイルを個別に削除

  • ファイルの整理整頓
    定期的に不要なファイルがないが点検すると良い。 自分で作成したファイルまたはダウンロードしたファイルなどで不要なものを削除する。
  • アプリケーションのアンインストール
    不要なアプリケーションは削除する。 コントロールパネルにて、Windows 8.1/7は[プログラムのアンインストール]、Windows XPは[プログラムの追加と削除]から削除できる。
  • ウェブブラウザのキャッシュ、閲覧履歴、Cookie
    Internet Explorerの場合は、メニューの[ツール]→[インターネットオプション]の[全般]タブにある[削除]ボタンから削除できる。 これは前述のディスククリーンアップの「インターネット一時ファイル」に相当するので、ディスククリーンアップにて削除しても良い。 FirefoxやChromeなどその他のブラウザは ブラウザの閲覧履歴、Cookie、一時ファイル削除 をご覧ください。
  • メール
    メールをローカルに保存している場合、特に添付ファイルが多い場合はディスクを圧迫する。 もう見ることがないメールは削除する。
  • テンポラリファイル
    テンポラリファイルはアプリケーションが一時的に使用したファイルで、ユーザーフォルダのLocal Settings以下のTempフォルダにある。 アプリケーションがバージョンアップやインストールなどを行うとき、一時的にTempフォルダを使用する場合がある。 通常アプリケーションは処理を終了した後テンポラリファイルをきちんと削除するが、アプリケーションが強制終了してしまった場合などには正常にファイルが削除されず残ってしまうことがある。 通常このフォルダは 隠しファイル、隠しフォルダ、保護されたオペレーティングシステムファイルを表示する設定 をしないと表示されず、また権限を変更しないとアクセスできない。 テンポラリファイルは前述のディスククリーンアップの「一時ファイル」に相当するので、ディスククリーンアップでファイルを削除すると良い。
  • 復元ファイル
    Windowsにはパソコンを過去の状態に戻せる復元機能があり、復元に必要な情報を保管している。 復元に関する情報は C:\System Volume Information にある。 通常このフォルダは 隠しファイル、隠しフォルダ、保護されたオペレーティングシステムファイルを表示する設定 をしないと表示されず、また権限を変更しないとアクセスできない。 ウイルス対策ソフトによっては、この System Volume Information にウイルスがあると警告する場合がある。 その場合、復元情報を削除すると警告が消えることがある。

復元についてさらに以下の設定がある。

  • 復元情報を削除する
    Windows 8.1/7の場合は、コントロールパネルの[システムとセキュリティ]→[システム]の左メニューにある[システムの保護]をクリック。 利用できるドライブからドライブを選択し、[構成]をクリック。 設定や使用量が表示され、削除する場合は[削除]をクリック。 Windows XPの場合は、[アクセサリ]→[システムツール]→[ディスク クリンアップ]を起動後、[詳細オプション]→[システムの復元]で[クリーンアップ]を選択。 復元情報を削除するとパソコンを過去の状態へ戻せなくなるので、よく考えて行う。
  • 復元ポイントを作る
    通常Windowsは自動的に定期的に復元ポイントを作成し、パソコンを過去の状態に戻せるようになっている。 復元ポイントは手動でも作成でき、必要であれば自分で作成する。 Windows 8.1/7の場合は、前述の[システムの保護]にて[作成]をクリックし、表示される手順に沿って作成する。 Windows XPの場合は、[アクセサリ]→[システムツール]→[システムの復元] から[復元ポイントの作成]を行う。

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