I-O DATA GV-MVP/XS2W PCI Express 地デジチューナー、mAgicTV GT

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アイ・オー・データの地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャーボード PCI Express Wチューナーモデル GV-MVP/XS2W のレビュー、外観写真、消費電力測定。

I-O DATA GV-MVP/XS2W 地デジチューナー

2011年10月27日、アマゾンで I-O DATA GV-MVP/XS2W を15,359円(税込)で購入した。
本製品はパソコン用の地デジチューナーである。
現在メインで使用しているチューナーはUSBタイプの バッファロー USB地デジチューナー DT-F110/U2 で、PCI Expressタイプと比べてみようと思い本製品を購入した。
PCI Expressタイプはパソコン内部のマザーボードに取り付ける。
PCI Express x1スロットが空いていないと取り付けられない。
DT-F110/U2 と GV-MVP/XS2W は視聴用ソフトが異なるので操作性は異なるが、やれることはほぼ同じ。
GV-MVP/XS2W の方が少し機能が多い。

ウィンドウの大きさは他のWindowsアプリケーション同様自由に変えられ、全画面表示もできる。
ウィンドウ上で右クリックしてコンテキストメニュー(またはウィンドウ右端のスパナマーク)から「設定」を選択し、「視聴/録画」タブで「常に手前に表示する」を選択するとウィンドウを最前面に表示できる。

チャンネルの変更はキーボードの数字キーを使うと便利。
NHK総合なら「1」キー、テレビ東京なら「7」キーなど。
当然キー局以外にTOKYO MXやtvkなどU局も見られる。
データ放送(dボタン)に対応。
ちなみに DT-F110/U2 はデータ放送非対応。

DT-F110/U2 と同様ボタン1つですぐに録画できる。
気になる映像(料理のレシピなど)を記録したい場合など、メモ代わりに録画して、あとでゆっくり見ることができる。
映像は、うちの液晶テレビ(SONY 32型 BRAVIA)より若干(0.5秒程度)遅れて表示される。

番組表の更新は時間がかかるが、私の環境では早ければ5分程度で終わる。
番組表は、録画する人には必要かもしれないが、なくても使える。
私はネットで番組表を見るので全く使っていない。
番組表がなくても時間を指定して録画もできる。
番組表の更新は、mAgicTV GTの右クリックメニューなどから「番組表(mAgicガイドGT)」を起動し、メニューの「番組データ更新」を選択する。DT-F110/U2 の PCastTV3 for ちょいテレ・フル と異なり、番組視聴中でも更新できる。

付属ソフト「mAgic」をインストールするとスタートメニューのスタートアップに「mAgicマネージャGT」が登録されるため、パソコン起動時にバックグラウンドで「mAgicマネージャGT」が起動し、タスクトレイに常駐アイコンが表示される。
パソコン起動時、無駄なプロセスを起動したくない場合は、スタートアップからアイコンを削除する。
または、常駐アイコンを右クリックし「ログオン時に自動起動する」のチェックを外す。
ただし「mAgicTV GT」をいったん起動すると、「mAgicTV GT」終了後もタスクトレイにアイコンが表示され、常駐状態になる。

また、視聴中 PrintScreen(プリントスクリーン) は使えない。
さらに「mAgicTV GT」を終了しても、タスクトレイに「mAgicマネージャGT」が常駐している場合 PrintScreen は使えない。
PrintScreen を使う場合は、常駐アイコンを右クリックして「終了」する必要がある。
DT-F110/U2 の PCastTV3 for ちょいテレ・フルの場合は、常駐のみの状態(TVは非起動)なら PrintScreen できる。

液晶テレビなどと共用する場合は 分配器 を使って分岐させる。
受信レベル(アンテナレベル)が低い場合は ブースター を使う。


消費電力

GV-MVP/XS2W 付属の mAgicTV GT でテレビ番組を視聴した場合のパソコン本体の消費電力を測定した。
測定はサンワサプライのワットチェッカー TAP-TST5を使用。
パソコンの主なスペックは、Windows 7 Professional 64bit、AMD Phenom II X6 1090T 3.2GHz、DDR3 4GB、AMD Radeon HD 6850。
このパソコンは Radeon HD 6850 が付いているので、もともと消費電力が大きい。

状態 パソコン本体の消費電力
パソコン・アイドル時
(mAgicTV非起動時)
約110W
mAgicTV使用時
ウィンドウ縮小時
約150W
mAgicTV使用時
全画面時(1920×1080)
約150W

マザーボードに GV-MVP/XS2W を取り付け後、PC本体(システム全体)の消費電力は2~3Wアップ。
mAgicTV GT を起動してテレビ番組を視聴すると、消費電力は約40W上昇。
ウィンドウの大きさを変えても消費電力はほとんど変わらなかった。
私が使用している32型液晶テレビSONY BRAVIA(KDL-32S2000)の消費電力は輝度を落として約100W。
今までパソコンを使いつつテレビもつけていたが、液晶テレビを消してパソコンでテレビ番組を視聴すれば消費電力を約60W抑えられることになる。

電気代は1kWhあたり22円として計算すると、消費電力60Wは1時間で1.32円。
1日5時間で30日使用すると198円。
電気代の計算については 電気代の計算 ワットチェッカー をご覧ください。

【パッケージ、内容物】
アイ・オー・データ 地デジチューナー GV-MVP/XS2W パッケージ、内容物

【外観】
アイ・オー・データ 地デジチューナー GV-MVP/XS2W 外観

【マザーボードへ取り付け】
ビデオカード(AMD Radeon HD6850)の上にあるPCI Express x1スロットに GV-MVP/XS2W を取り付けた。
アイ・オー・データ 地デジチューナー GV-MVP/XS2W マザーボードへ取り付け

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