東芝 THNSNH128GCST - HG5d 128GB SSD
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東芝のSSD THNSNH128GCSTのレビュー、ベンチマークテスト、外観写真、分解など。
Windows エクスペリエンス インデックス、シーケンシャル書込み/読込み性能、消費電力、起動・終了時間の測定。
東芝 THNSNH128GCST
2013年6月2日、ドスパラで東芝のSSD THNSNH128GCSTを11,470円で購入。
新しく発売されたCPU
Intel Core i5-4670(Haswell)
で新しいPCを組むために買った。
一時期128GBのSSDは1万円を切るくらいの値段だったが、円安の影響かまた少し値段が上がっている。
私が買ったSSDとしては、
Crucial M4 CT128M4SSD2
、
Intel SSD 330 Series SSDSC2CT120A3K5
に続く3台目。
SSDSC2CT120A3K5、CT128M4SSD2ともに故障なく順調に動作しており満足しているが、他社のSSDを試したくていろいろ物色していたところ、最初に目に留まったのがCFDのCSSD-S6T128NHG5Q。
東芝製SSD HG5dを採用したS6TNHG5Qシリーズが人気なようで、CSSD-S6T128NHG5Qを買おうと思ったが売り切れだった。
次に目に留まったのがこの東芝のTHNSNH128GCST。
これもHG5dシリーズで
東芝のサイト
にTHNSNH128GCSTの型番がある。
おそらく中身はCFDと同じだろうと思いTHNSNH128GCSTを買うことにした。
THNSNH128GCSTはバルク品なので、商品としては緩衝材に包まれているだけで、取扱説明書もケーブルもマウンタもデータ移行用のソフトウェア等もない。
既に何台かSSDを使っているならバルク品でも良いが、初めてSSDを買う人はリテール品が良いだろう。
THNSNH128GCSTは厚さ7mmで薄く軽い。
分解してみたところ、コントローラには TOSHIBA、MARVELL、TC58NC5HA9GST などと書いてあった。
コントローラはMarvell製かそのカスタム品と思われる。
NANDフラッシュには、TOSHIBA、TH58TEG8CDJBASC などと書いてあった。
CFDのCSSD-S6T128NHG5QもコントローラとNANDフラッシュに同様の刻印があるようだ。
ベンチマークテストを行ったPCのスペックは以下の通り。
パーツ |
スペック |
CPU |
Intel Core i5-4670 【3.4GHz、4コア4スレッド、L3:6MB、TDP84W】 GPU : Intel HD Graphics 4600 |
メモリ |
CFD W3U1600HQ-4G 4GB 2枚組 【DDR3-1600(PC3-12800) 合計8GB】 |
マザーボード |
MSI B85M-G43 【MicroATX、LGA1150、DDR3、SATA6.0G】 |
ビデオカード |
なし(CPUの内蔵GPU使用) |
GPUドライバ |
Intel HDグラフィックスドライバ Version 9.18.10.3071 |
DirectX |
DirectX 11.1 |
サウンド |
オンボード(Realtek ALC892) |
SSD |
東芝 THNSNH128GCST 【SATA3(6Gbps)、128GB】 |
BDドライブ |
Pioneer BDC-207DBK |
電源 |
サイズ 剛力4プラグイン GOURIKI4-500P |
ケース |
RAIDMAX COBRA |
OS |
Windows 8 64bit DSP版 |
PC本体(システム全体)のアイドル時の消費電力は27Wだった。
ケースファン2個停止時は24W、スリープ時は3W。
SSDはPC全体の消費電力への影響は少ないので、他のSSDと差はない。
起動・終了ともに他のSSD同様高速。
HDDと比較してSSDは起動の速さがよく注目されるが、個人的に最もHDDと差を感じるのが、ソフトウェアのインストール時間(Windows Updateによるインストールなども)やウイルススキャンの速さだ。
またPC起動後、バックグラウンドで動作するソフトウェア等が素早く起動するため、HDDのようにしばらくガリガリ動いて動作が遅くなることがないのも良い。
PC本体の消費電力(アイドル時) |
27W |
室温 |
29℃ |
消費電力測定機器 |
ワットチェッカーTAP-TST5(サンワサプライ) |
起動時間(電源ONからロック画面表示まで) |
約13秒 |
終了時間(シャットダウン選択からPC終了まで) |
約4秒 |
Windows エクスペリエンス インデックス
【プライマリ ハードディスク : ディスクのデータ転送速度】の値は8.1。
CrystalDiskInfo
ファームウェアはHTGAN102となっている。
CrystalDiskMark
CrystalDiskMark 3.0.2 にてテストを行った。
以下は通常よく用いられるランダムテストの結果。
シーケンシャルReadで500MB/sを超え、Writeでも500MB/s近い速度となった。
一昔前のSSDと比べるとWriteが速い。
最近の製品と比べても128GBの製品としては速い方か。
以下は0Fillのテスト結果。
東芝 THNSNH128GCST 外観
【東芝 THNSNH128GCST 一式】
一式というかバルク品なので緩衝材に本体が包まれているだけで、付属品は何もない。
【フィリピン製】
【分解】
中身に興味があり精密ドライバを使って分解してみた。
ネジは表面に4つ、中の基盤に4つある。
肌色の部材は熱伝導シートで、コントローラとNANDフラッシュの上に載っている。
【基盤の表面】
【基盤の裏面】
【NANDフラッシュ】
NANDフラッシュには、TOSHIBA、TH58TEG8CDJBASC、NS1907、TAIWAN、13109AE と書いてある。
【コントローラ】
コントローラには、TOSHIBA、MARVELL、TC58NC5HA9GST などと書いてある。
CFD SSD CSSD-S6T128NHG6Q - 東芝 HG6採用 THNSNJ128GCSU
へ続く。
仕様
|
仕様 |
メーカー |
東芝 |
型番 |
THNSNH128GCST |
容量 |
128GB |
規格サイズ |
2.5インチ |
インターフェイス |
SATA 6Gbps |
厚さ |
7mm |
NANDタイプ |
19nm MLC |