iiyama ProLite X2377HDS-B(PLX2377HDS-B1)23インチ液晶ディスプレイ IPS・LEDバックライト - 消費電力
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IPSパネル・LEDバックライトの23インチ液晶ディスプレイ iiyama ProLite X2377HDS-B(型番:PLX2377HDS-B1)の消費電力、外観など。
iiyama ProLite X2377HDS-B
2012年1月27日、アマゾンでiiyamaのProLite X2377HDS-B(型番:PLX2377HDS-B1)を19,539円で購入した。
IPSパネル・LEDバックライトの23インチ液晶ディスプレイが2万円以内で買える時代だ。
現在ワイド液晶は DELL E207WFP(20.1インチ)とLG FLATRON W2340VG-PN(23インチ)を持っていて、ProLite X2377HDS-Bは3台目のワイド液晶。
その他スクエア(4:3)の液晶は2台持っている。
DELL E207WFPでもあまり不満はなかったが、解像度がフルHDではないのがやや時代遅れになりつつあったので、E207WFPを処分することにし、ProLite X2377HDS-Bを購入した。
以下、個人的な感想や設定など。
- 私が持っているDELLやLGのディスプレイと比べると黒つぶれ気味。
気になる場合はガンマ補正などすると良いかもしれない。
白とび・黒つぶれについては
白とび・黒つぶれ
に書いた。
- 今まで使っていた蛍光管タイプのディスプレイと比べると重量が軽いのが良い。
スタンド含めて3.4kg。
- ブラウン管や蛍光管は、特に夏場は背面がかなり熱くなるが、LEDはそれほど熱くならないのが良い。
- よくこの機種のレビューなどで電源ボタンが押しにくいという話があるが、確かに押しにくい。
位置的な問題ではなくボタンそのものが押しにくく、押したつもりでも電源が入っていないことがある。
- ドット抜けはなかった。
- IPSのウリである視野角は広い。
左右だけなら他の液晶でも割とよく見えるが、上下からだと見にくい場合がある。
この液晶は左右だけでなく上下からもよく見える。
デュアル、マルチモニターで縦に並べる人には良いかもしれない。
- 視野角は広いが、角度をつけて見ると若干影のように暗く見える。
画面に近づきすぎると画面周辺部の暗さが気になるかもしれない。
ゲームなどある程度画面から離れて使用する場合は気にならない。
- 画面は綺麗だが、既に比較的新しい液晶ディスプレイを持っている人には、驚くほど綺麗というわけでもない。
- ディスプレイを変えた直後は目が慣れてないせいかギラギラ感があったが、慣れるとあまり気にならない。
- スピーカーは評判が良くないようだが、音質にこだわらなければ使える。
ややこもった感じの音。
- ディスプレイの設定は「その他の設定」→「言語」で「日本語」を選択できる。
デフォルトは English(英語)だった。
言語選択は English の左に移動するとすぐに「日本語」がある。
- ACR(Advanced Contrast Ratio)はコントラスト比を 5,000,000:1 にする機能。
デフォルトは OFF。
メニューの「画面設定」→「Adv.コントラスト」で ON にできる。
「Adv.コントラスト」、「エコモード」設定時、輝度変更不可。
- オーバードライブは応答速度を改善する機能。
「画面設定」→「オーバードライブ」で設定できる。
デフォルトは 0 で、数字を上げるとオーバードライブの効果アップ。
- ACRやオーバードライブはデフォルト(OFF)のままでも特に不満はない。
- 入力切替はデフォルトは自動(オート)。
ディスプレイ下部のボタン「AUTO/EXIT」を長押しすると、自動・VGA・DVI・HDMI の4種類表示される。
← →ボタンで入力を任意に選択できる。
選択後 MENU ボタンを押すと決定。
外観
【iiyama ProLite X2377HDS-B】
左が iiyama ProLite X2377HDS-B(23インチ)、右が DELL E207WFP(20.1インチ)。
左が LG FLATRON W2340VG-PN(23インチ・グレア)、右が iiyama ProLite X2377HDS-B(23インチ・ノングレア)。
LGの液晶もなかなか綺麗(LEDバックライトではない)。
ディスプレイの設定は輝度最大で、その他初期設定のまま。
横から見ても綺麗。
手前が iiyama ProLite X2377HDS-B。
奥のLG FLATRON W2340VG-PN はグレアなので物が反射して映り込んでいる。
横からだけでなく上から覗いても綺麗。
消費電力
ディスプレイの輝度(バックライトの明るさ)を変えて消費電力を測定した。
仕様によると標準32W(最大40W)。
消費電力はワットチェッカー TAP-TST5(サンワサプライ)で測定。
結果は以下の通り。
輝度 |
消費電力(W) |
100 |
34 |
90 |
32 |
80 |
30 |
70 |
28 |
60 |
26 |
50 |
25 |
40 |
23 |
30 |
21 |
20 |
19 |
10 |
17 |
0 |
15 |
同じサイズの蛍光管タイプの液晶と比べると10Wくらいは低いと思われる。
DVI+オーディオ接続 と HDMI 接続どちらも消費電力は同じだった。
このディスプレイにはエコモードが3段階あり、以下のように変化する。
- エコモード1 : 輝度75、消費電力29W
- エコモード2 : 輝度50、消費電力25W
- エコモード3 : 輝度10、消費電力17W
消費電力は輝度の設定を変えた場合と同じ結果となった。
電気代は1kWhあたり22円として計算すると以下のようになる。
- 輝度100(消費電力34W)のとき 1時間 で 0.75円。1日5時間を30日間で 22.44円。
- 輝度75(消費電力29W)のとき 1時間 で 0.64円。1日5時間を30日間で 19.14円。
- 輝度50(消費電力25W)のとき 1時間 で 0.55円。1日5時間30日で 16.50円。
- 輝度10(消費電力17W)のとき で 0.37円。1日5時間30日で 11.22円。
その他の液晶モニタの消費電力は
液晶モニタの消費電力・電気代
に書いた。
仕様
|
仕様 |
メーカー |
マウスコンピューター(ブランド名 iiyama) |
発売日 |
2011年11月12日 |
モデル名 |
ProLite X2377HDS-B |
型番 |
PLX2377HDS-B1 |
サイズ |
23インチ |
表面 |
ノングレア |
パネル |
IPS |
バックライト |
WLED(ホワイトLED) |
解像度 |
1920×1080(フルHD) |
応答速度 |
5ms(GtoG)※オーバードライブの設定を5とした時 |
コントラスト比 |
1000:1(標準)、5000000:1(ACR機能時) |
輝度 |
250cd/m2(標準) |
視野角 |
左右各89º、上下各89º(標準) |
画素ピッチ |
0.265mm |
消費電力 |
標準 32W(最大40W)
パワーマネージメントモード時 0.5W(最大)※オーディオ機器未接続時 |
入力端子 |
D-Subx1、DVIx1、HDMI端子x1 |
スピーカー |
1.5W×2 |
HDCP |
対応 |
幅x高さx奥行き |
546×394.5×164mm |
重量 |
3.4kg |