Intel Core i5-3450(Ivy Bridge)、Radeon HD6850ベンチマーク - Windows エクスペリエンス インデックス
更新:
Intel Core i5-3450(Ivy Bridge)、Radeon HD6850によるベンチマークテスト。
Windows エクスペリエンス インデックス、スーパーπ、3DMark11、CINEBENCH、FF14、FF11、MHF、バイオハザード5など。
消費電力、CPU温度の測定。
Intel Core i5-3450、Radeon HD6850
Core i5-3450(定格)、Radeon HD6850にてベンチマークテストを行った。
Intel HD2500のスコアと比較する場合は
Intel Core i5-3450、Intel HD2500ベンチマーク
の記事をご覧ください。
PCのスペックは以下の通り。
パーツ |
スペック |
CPU |
Intel Core i5-3450 : 3.1GHz(最大3.5GHz)、4コア4スレッド、L3:6MB、TDP77W
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メモリ |
DDR3-1333(PC3-10600) 8GB(4GBx2枚) : CFD W3U1333Q-4G [DDR3 PC3-10600 4GB 2枚組]
のちに DDR3-1600(PC3-12800) 8GB(4GBx2枚) : CFD W3U1600HQ-4G [DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組] に変えたがスコアはあまり変わらなかった。
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マザーボード |
ASRock B75M : MicroATX、LGA1155、DDR3、SATA6.0G
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ビデオカード |
玄人志向 RH6850-E1GHD/DP [PCIExp 1GB] : AMD Radeon HD6850/GDDR5 1024MB/PCIExp16X/DVIx2 HDMIx1 DisplayPortx1
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GPUドライバ |
Catalyst 12.4(2012.0405.2205.37728)
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DirectX |
DirectX 11
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サウンド |
オンボード(Realtek ALC662)
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OS |
Windows 7 Professional 64bit(SP1)
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HDD |
日立GST HDS721050CLA362 500GB(0S02600) : SATA300、500GB、7200rpm、3.5インチ
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電源 |
サイズ 剛力短2プラグイン SPGT2-600P
|
ケース |
ZALMAN Z9 Plus
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このPCの詳しいスペックなどは
Intel Core i5-3450(Ivy Bridge)、ASRock B75M
をご覧ください。
アイドル時の消費電力とCPU温度は以下の通り。
PC本体の消費電力(アイドル時) |
74W |
CPU温度(アイドル時) |
32℃(リテールクーラー使用) |
室温 |
24℃ |
消費電力測定機器 |
ワットチェッカーTAP-TST5(サンワサプライ) |
温度測定ソフト |
HWMonitor 1.19 |
Radeon HD6850未装着時の消費電力(アイドル時)は43Wだったが、Radeon HD6850を装着して31Wも上昇した。
Radeon HD6850の仕様によると、TDPはアイドル時19W、最大127W。
TDP=消費電力ではないし、Radeon HD6850を使った製品は複数あるので製品によって消費電力は異なるが、玄人志向RH6850-E1GHD/DPではかなり消費電力が上がってしまった。
Radeon HD6850はそこそこスペックの高いグラボだが、その割には消費電力は小さい方だろうか。
室温はRadeon HD6850なしで測定した時より2℃低いが、CPU温度(アイドル時)は2℃ほど上昇した。
Windows エクスペリエンス インデックス
まずは、Windows エクスペリエンス インデックス。
CPUは
Core i5-3450内蔵GPU Intel HD2500のベンチマーク
と同じなので、主にGPUだけ比較する。
グラフィックスは5.0(Intel HD2500)から7.7(Radeon HD6850)、ゲーム用グラフィックス6.3(Intel HD2500)から7.7(Radeon HD6850)に上がった。
さすがにRadeon HD6850は性能が良い。
項目 |
スコア |
プロセッサ : 1秒あたりの計算 |
7.5 |
メモリ(RAM) : 1秒あたりのメモリ操作 |
7.7 |
グラフィックス : Windows Aeroのデスクトップ パフォーマンス |
7.7 |
ゲーム用グラフィックス : 3Dビジネスおよびゲーム グラフィックス パフォーマンス |
7.7 |
プライマリ ハードディスク : ディスクのデータ転送速度 |
5.9 |
3DMark11 Basic Edition (Version 1.0.3.0)
Performance(P) 1280x720 フルスクリーン(Stretched)でテスト。
Intel HD2500では動きがカクカクだったが、Radeon HD6850はかなりスムーズで、スコアも桁違い。
ただ、パワーがある分、消費電力は大きい。
しかし、Phenom II X6 1090T+Radeon HD6850では200~250Wだったので、それと比べるとかなり低い。
消費電力はPC本体のもの(以下同様)。
項目 |
結果 |
Score |
P3695 3DMarks |
Graphics Score |
3411 |
Physics Score |
6654 |
Combined Score |
3545 |
ベンチ中の消費電力 |
160~180W(PHYSICS TESTは134~138W) |
3DMark06 Basic Edition (Build 1.2.0)
Resolution 1280x1024 フルスクリーンでテスト。
項目 |
結果 |
Score |
22112 3DMarks |
SM2.0 Score |
9245 |
HDR/SM3.0 Score |
10007 |
CPU Score |
6058 |
ベンチ中の消費電力 |
170~197W(CPUテストは120~125W) |
CINEBENCH R11.5 64Bit
項目 |
結果 |
OpenGL |
66.82fps ベンチ中の消費電力 : 160~174W ベンチ中のCPU温度 : 43℃ |
CPU |
5.47 pts ベンチ中の消費電力 : 122~125W ベンチ中のCPU温度 : 62℃ |
CPU(シングルコア) |
1.47 pts ベンチ中の消費電力 : 91~93W ベンチ中のCPU温度 : 43℃ |
FF14(ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマークソフト)
Resolution HIGHT(1920x1080)の場合。
Phenom II X6 1090T+Radeon HD6850より良いスコア(スコア3541)が出ると期待したが、あまり変わらなかった。
項目 |
結果 |
SCORE |
3556 |
LOAD TIME |
16756 ms |
ベンチ中の消費電力 |
170~205W |
ベンチ中のCPU温度 |
45℃ |
Resolution LOW(1280x720)の場合。
LOWはPhenom II X6 1090T+Radeon HD6850(スコア4537)よりスコアが良かった。
項目 |
結果 |
SCORE |
5911 |
LOAD TIME |
17716 ms |
ベンチ中の消費電力 |
170~209W |
ベンチ中のCPU温度 |
50℃ |
FF11(ファイナルファンタジーXI Vana'diel Bench 3)
Resolution Hightでテスト。
項目 |
結果 |
SCORE |
9503 |
ベンチ中の消費電力 |
113~128W |
モンスターハンター フロンティア 第3弾【大討伐】
1920x1080 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
7210 |
ベンチ中の消費電力 |
175~184W |
1280x720 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
12300 |
ベンチ中の消費電力 |
169~178W |
バイオハザード5 ベンチマーク
DirectX 10 Versionでテスト。
ベンチマークテストA、1920x1080 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
118.8fps |
RANK |
S |
ベンチ中の消費電力 |
174~193W |
ベンチマークテストB、1920x1080 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
102.1fps |
RANK |
S |
ベンチ中の消費電力 |
192~198W |
ベンチマークテストA、1280x720 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
解像度を落とせば、多少スコアは良くなる。
項目 |
結果 |
SCORE |
183.3fps |
RANK |
S |
ベンチ中の消費電力 |
177~197W |
ベンチマークテストB、1280x720 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
137.5fps |
RANK |
S |
ベンチ中の消費電力 |
187~196W |
ロストプラネット2 ベンチマーク
DirectX 11 Versionでテスト。
テストタイプA、1920x1080 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
37.0fps |
RANK |
B |
ベンチ中の消費電力 |
157~178W |
テストタイプB、1920x1080 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
32.8fps |
RANK |
B |
ベンチ中の消費電力 |
163~183W |
テストタイプA、1280x720 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
52.2fps |
RANK |
B |
ベンチ中の消費電力 |
154~176W |
テストタイプB、1280x720 フルスクリーン、その他デフォルト設定の場合。
項目 |
結果 |
SCORE |
41.9fps |
RANK |
B |
ベンチ中の消費電力 |
158~188W |
ベンチマークテスト結果
Intel Core i5-3450+Intel HD2500では動きがカクカクだったベンチマークは、Radeon HD6850によりかなりスムーズに動くようになった。
スコアは当然桁違いだ。
また、概ねPhenom II X6 1090T+Radeon HD6850よりもスコアは良いが、それほど大きくは変わらない。
処理能力が高い分、消費電力も大きいが、Phenom II X6 1090T+Radeon HD6850と比べれば消費電力は小さく、80~100Wほど小さいのは嬉しい。
<参照>
Intel Core i5-3450、Intel HD2500ベンチマーク
AMD Phenom II X6 1090T、Radeon HD6850ベンチマーク
Radeon HD6850(玄人志向RH6850-E1GHD/DP)を付けることで、アイドル時の消費電力が31Wも上がってしまう。
Radeon HD6850を常用しようと思っていたが、この消費電力を見ると付けるのを躊躇ってしまう。
最近ゲームをやらないので、スペック的にはIntel HD2500で足りてしまう。
Radeon HD6850を外せばファンが1つ減り、多少静かになる。
ベンチ中のCPU温度に関しては、Intel Core i5-3450+Intel HD2500の時より5℃前後上昇した。
Radeon HD6850が仕事をする分、それほど温度は上昇しなかった。