エラーメール返信ソフトの問題点

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エラーメール返信ソフトの問題点。

エラーメール返信ソフトの問題点

  1. エラーメールとは、メールを送信したときに、送信先のアドレスが存在しなかった場合、サーバが自動的に送信元に返信するメールです。
    相手のメールアドレスを誤って送信して、エラーの返事がきた人は、ご存知かと思います。
    エラーメールについては、メールのヘッダ情報とはの「Return-Path」を参照。
  2. 迷惑メール対策のフリーソフトとして、わざと偽装したエラーメールを、迷惑メールの送信者に返信するというものがあるようです。
    つまり、相手に自分のメールアドレスは存在しないアドレスだということをわざと知らせます。
    しかし、それらのソフトの中には、「From」のアドレスに返信するものがあるようです。
    エラーメールというのは、本来「Return-Path」に返信するものです。
    「From」に返信したら、相手にメールアドレスを知らせているのと同じです。
    また、きちんと「Return-Path」に返信するソフトもあるようですが、これも結局相手にメールアドレスを知らせてしまう可能性があります。
  3. 普通の会社のメールサービスでは、「Return-Path」に帰ってきたメールアドレスは無効なアドレスとして、 次回から配信停止にする処理を行う場合があります。
    しかし、元々不特定多数に適当に送信している迷惑メール業者が、このような処理を行っているとは思えません。
    わざとエラーメールを返信するのは、あまり良い方法ではありません。
  4. 近年はBot(ボット)により、スパムが配信されることが多いです。
    スパム配信業者とは関係のない第3者がBotに感染しスパムを送信します。
    送信元のメールアドレスがスパム業者のものとは限りません。
    また、送信元のメールアドレスが存在するかも定かではありません。

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