GIMPでEPSファイルを開く方法、Ghostscriptのインストール
更新:
GIMPでEPSファイルを開く方法、 Ghostscriptの設定とインストール。
対象 : Windows 10/8.1/8/7/Vista、GIMP 2.8.10、Ghostscript 9.14
GIMPでEPSファイルを開く方法
GIMP(Ver.2.8.10現在)は、初期状態ではEPSファイルを開けない。
EPSファイルを開くには、Ghostscriptをインストールする必要がある。
また、
Inkscape
のように旧バージョンのGhostscriptをインストールするとEPSファイルを開ける場合があるので、もしEPSファイルを開けない場合はいくつかのバージョンを試してみると良い。
partha.com
Inkscape公式サイトからリンクが張られている
http://www.partha.com/
というサイトでもGIMPを配布しており、このGIMPはGhostscriptをインストールしなくてもEPSファイルを開ける。
Ghostscriptの設定がよく分からない人には便利かもしれない。
私は以下の環境で動作した。
- GIMP 2.8.10(64bit)・・・partha.com 版
- Windows 8.1(64bit)
gimp.org 公式サイト
GIMP公式サイトで配布しているGIMPを使いたい場合、まず
GIMP公式サイト
からGIMPをダウンロードしてインストールする。
次に
Ghostscript公式サイト
からGhostscriptをダウンロードしてインストールする。
これらをインストールした後いくつかの設定が必要で、以下にいくつか方法を記す。
方法1 (gswin32c.exe や gswin64c.exe をコピーする方法)
Ghostscript 9.14は、32bit版は C:\Program Files (x86)\gs\gs9.14、64bit版は C:\Program Files\gs\gs9.14 にインストールされている。
ここの bin フォルダにある gswin32c.exe(32bit版)または gswin64c.exe(64bit版)をGIMPがインストールされているフォルダの bin フォルダにコピーする。
GIMP 2.8.10は、32bit版は C:\Program Files (x86)\GIMP 2、64bit版は C:\Program Files\GIMP 2 にインストールされている。
以上でEPSファイルを開ける。
方法2 (Ghostscript にパスを通す方法)
設定は
InkscapeでEPSファイルを開く方法
に書いたものと同じなので、そちらをご覧ください。
ただ、いろいろなバージョンで試したが私の環境ではパスの設定は効果がなかった。
方法3 (gsdll32.dll や gsdll64.dll をコピーする方法)
前述のGhostscriptのbinフォルダには gsdll32.dll(32bit版)または gsdll64.dll(64bit版)があり、これをGIMPのbinフォルダにコピーし、ファイル名を libgs-8.dll に変える。
GIMPのbinフォルダにはもともと libgs-8.dll があるが、これは削除しても構わないし、不安なら libgs-8org.dll など適当なファイル名(ファイル名は何でも良い)に変えておいても良い。
以上でEPSファイルを開ける。
私が動作を確認した環境は以下の通り。
- GIMP 2.8.10(64bit)・・・公式サイト版
- Ghostscript 9.14(64bit)
- Windows 8.1(64bit)