ブラウザの言語設定 - 日本語が表示されない・英語が表示される
更新:2020-08-06
ブラウザの言語設定、日本語が表示されない場合の対応について説明する。 対象 : Windows 10/8.1/7、iOS/iPhone、Android、Internet Explorer、Chrome、Safari、Firefox
メニューなどが英語になる
サイトによっては、ブラウザの言語設定をもとに各言語に対応したアプリケーションをダウンロードさせている場合がある。
もし英語など日本語以外の言語を使っているとサイト側が判断すると、英語版がダウンロードされる場合がある。
その際は、ブラウザの言語設定を変えてみることをオススメする。
ブラウザだけでなくWindows(OS)の言語表示が英語などになってしまう場合は、
Windows OSの言語設定、表示を日本語に戻す。英語になる?
をご覧ください。
ブラウザの言語の変更手順について、以下各ブラウザごとに記す。
目次
Microsoft(Edge、IE)
Google Chrome
Safari
Firefox
言語設定
ここで言うブラウザの言語設定とは、ブラウザ使用者が利用する言語の設定であり、エンコーディングの設定ではない。
通常はブラウザのインストール時に、WindowsなどのOSで利用している言語が自動的に設定される。
ブラウザで設定した言語の情報は、HTTPヘッダの Accept-Language や JavaScript を使用して取得できる。
サイトの中には、この情報を元に英語や日本語の表示を自動的に変えており、特に多言語に対応したサイトはそのようになっている場合が多い。
ページ上に言語の選択項目があれば良いが、不親切なサイトは強制的にブラウザの使用言語のみで表示する。
日本人でもサイトを英語で見たい場合もあるが、日本語しか表示できないことがある。
そういう時は、言語設定を "英語 (米国) [en-US]" などに変えると英語で見られる場合がある。
英語環境の人しか登録させてくれないサイトもあるので、その場合も言語設定を英語にすれば登録できる場合がある。
多言語に対応したサイトの場合、ブラウザの言語設定が "ja-JP" か "ja" であれば、たいてい日本語でサイトが表示されるようになっている。
しかし、一部のサイトでは "ja" のみ日本語を表示し、"ja-JP" は英語などが表示されてしまうことがある。
そういう時は、言語設定を "ja" に変えるとサイトが日本語で表示される場合がある。
また、ブラウザが返す言語設定の値は JavaScript と HTTPヘッダで異なる場合がある。
JavaScript の navigator.language の値
Google Chrome、Firefox は ja、Edge、Internet Explorer は ja-JP。
HTTPヘッダ の HTTP_ACCEPT_LANGUAGE
Google Chrome、Firefox、Edge、Internet Explorer すべて ja。
設定手順
Microsoft
Edge 84(Chromium版)
ウィンドウ右上の「・・・」をクリックし、[設定]→[言語]をクリックする。
[言語の追加]ボタンで好みの言語を追加できる。
追加した言語は、「優先する言語」にある「・・・」から上下へ動かして優先順位を変更したり、削除できる。
ただし、OSの初期値として設定されている言語(日本語など)は削除できない。
また、Chromium版以前の旧Edgeは、Windowsの言語設定がそのまま反映される仕様だった。
Internet Explorer 10 ~ 11
右上のギアマークまたはメニューから「ツール」→「インターネット オプション」で「全般」タブの「言語」をクリックし、「言語の優先順位の設定」をクリックすると現在設定されている言語が表示される。
英語を追加する場合は、「言語の追加」をクリックし、「英語」などを選ぶ。
複数の言語を登録しておき、「上へ」「下へ」ボタンで言語の優先順位を変更できる。
上にあるものほど優先度が高い。
Internet Explorer 9
右上のギアマークまたはメニューから「ツール」→「インターネット オプション」で「全般」タブの「言語」をクリック。
"日本語 [ja]" が一般的な設定。
環境によっては "日本語 (日本) [ja-JP]" になっていることがある。
もし [ja-JP] を [ja] にする場合は、「追加」ボタンをクリックし、言語の一覧から "日本語 [ja]" を選択する。
私のPC(Windows 7)では [ja-JP] が初期状態でセットされていた。
英語を設定する場合は、"英語 (米国) [en-US]" や "英語 [en]" などを選ぶ。
複数の言語を登録しておき、「上へ」「下へ」ボタンで言語の優先順位を変更できる。
上にあるものほど優先度が高い。
また、「追加」ボタンをクリックした後、「ユーザー定義」で言語設定を自作することもできる。
Google Chrome
Chrome 84 など
ウィンドウ右上の「︙」マークをクリックして「設定」を選択する。
ページ最下部にある「詳細設定」をクリックする。
[言語]をクリックし、[言語を追加]をクリックし、追加したい言語を選択する。
「日本語」を設定すると使用言語は「ja」となる。
Safari
Safari(iPhone、iPod touch、iPad)
ブラウザに設定項目はなく、OSで設定した言語が使われる。
言語は本体の「設定」→「一般」→「言語と地域」と進み、「使用する言語の優先順位」で変更できる。
また、「言語を追加」で他の言語を追加できる。
日本語の場合は「ja-jp」となっていて、English にすると「en-us」になる。
Safari 9(Mac版)
OSで設定されている言語が自動的に優先して表示される。
私の環境では日本語は「ja-JP」となっている。
Firefox
Firefox 79 など
まず、メニューバーを表示している場合は Firefox のメニューから「ツール」→「オプション」を選び、メニューバーを表示していない場合は右上のメニューアイコン(≡マーク)から「オプション」を選ぶ。
その後、「一般」タブにある[言語設定]ボタンをクリックする。
言語を追加するには「追加する言語を選択...」のプルダウンから言語を選択する。
「日本語 [ja]」を設定すると使用言語は「ja」となる。
Firefox 55 以前
メニューバーを表示している場合、Firefox のメニューから「ツール」→「オプション」を選び、「コンテンツ」タブにある[言語設定]をクリック。
メニューバーを表示していない場合、右上のメニューアイコン(≡マーク)から「オプション」を選び、「コンテンツ」タブにある[言語設定]をクリック。
言語を追加するには「追加する言語を選択...」のプルダウンから言語を選択する。
「日本語 [ja]」を設定すると使用言語は「ja」となる。
Mac版Firefoxは、メニューから「Firefox」→「環境設定」で「コンテンツ」タブの[言語設定]をクリック。
Opera
Opera 33
ウィンドウ左上の[Opera]ボタンをクリックしてメニューを表示し、[設定]を選択。
左側のメニュー(タブ)の「ブラウザ」を選択し、「言語」にて設定を行う。
[ユーザーインターフェイス用の言語の選択]は、メニューなどに表示される言語の設定。
[優先する言語]はページの表示で優先する言語の設定。