円高、円安

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  1. 円高(えんだか)とは、日本の通貨「円」が米国ドルなどの海外の通貨より、価値が高くなることです。
    例えば、1ドル=110円だったものが1ドル=100円になると円高です。
    1ドルを買うのに110円必要だったものが、100円で買えるようになります。
    この場合は、円が高くなってドルが安くなるので、円高ドル安といいます。
  2. 円安(えんやす)とは、日本の通貨「円」が米国ドルなどの海外の通貨より、価値が安くなることです。
    例えば、1ドル=110円だったものが1ドル=120円になると円高です。
    1ドルを買うのに110円必要だったものが、120円必要になります。
    この場合は、円が安くなってドルが高くなるので、円安ドル高といいます。
  3. 通貨の価値は、外国為替相場で分かり、日々変化します。
  4. 円安ドル高方向に進んでいる場合、ドルを持っている方が価値があることになります。
    現時点よりドルの方が高くなると思えば、所有している円をドルに変えて貯金し、 ある程度ドルが高くなったところでドルを円に戻せば、為替変動分儲かります。
    逆に円高ドル安方向に進んでいる場合、円を持っている方が価値があることになります。
  5. 例えば、海外で製品を売っている企業が、ドルで1億ドル持っていた場合、 1ドル=100円のときに円に両替すると、100億円手に入れることができます。
    ここで円安ドル高になるのを待って、1ドル=120円のときに円に両替すれば、 120億円手に入れることができ、20億円も差が出てきます。
    逆に円高ドル安になれば、大損します。
    特に輸出が多い企業は、為替変動でかなり儲けが違ってきます。
    取引額が大きければ大きいほど、損益の差が大きくなります。

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