信用取引、追証、信用買い、信用売り、空売り

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信用取引(しんようとりひき)、追証(おいしょう)、信用買い(しんようがい)、信用売り(しんよううり)、空売り(からうり)

信用取引とは

  1. 信用取引とは、証券会社にて自分が保有する現金や株式を担保として、 証券会社から現金や株券を借りて、口座にある現金以上の金額の売買が行える取引です。
    委託保証金とは、担保になっている現金や株券のことです。
  2. 例えば、口座に10万円と、保有する株の価値が20万円だとします。
    残高が10万円なので、通常の取引では、10万円以下で買える株しか買えません。
    ところが、信用取引を利用すると、20万円の価値がある自分の株を担保(保証金)として、 10万円以上する株を買うことができます。
    証券会社や株ごとに、株の何パーセントを担保にできるかが違います。
  3. 信用取引で借りたものは、当然返す必要があります。
    信用取引の種類や証券会社によって、借りたものに対して返す期限や金利が違います。
    借金のようなものなので、初心者には信用取引は危険です。
  4. 信用取引には、制度信用取引一般信用取引があります。
    東証などの取引所が、借りたお金に対する期限・金利を決めるのが制度信用取引です。
    証券会社が、借りたお金に対する期限・金利を決めるのが一般信用取引です。
  5. 株価は常に変動するので、担保としている株の価値も上下します。
    もし担保になっている株の価値が下落した場合は、追加の委託保証金が課せられます。
    これを追証(おいしょう)と言います。

信用買いとは、信用売りとは、空売りとは

  1. 信用買いとは、証券会社からお金を借りて株を買うことです。
    信用売りとは、株券を借りてその株を売ることです。
  2. 空売りとは信用売りのことです。
    空売りの場合、まず証券会社から株を借りて売ります。
    株価が株を売ったときの値段より低いときに株を買い戻し、株券を返却すれば利益になります。
    逆に株が売ったときの値段より高くなって買い戻した場合、損をすることになります。
  3. 信用買い残とは、どの程度信用買いされているかを表します。
    信用売り残とは、どの程度信用売りされているかを表します。