マーケットメイク銘柄

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  1. マーケットメイク銘柄(まーけっとめいく・めいがら)とは、マーケットメイク方式で売買する株の銘柄です。
    MM銘柄と略されて表記されることがあります。
    このマーケットメイク制度は、2008年3月に廃止されました。

    マーケットメイク方式とは、マーケットメイカー(証券会社)が投資家の売買相手となり、株の取り引きを行う方式です。
    通常株式市場では、オークション方式と呼ばれる売買が行われます。
    オークション方式の場合、投資家の売買相手は、自分以外の投資家や証券会社などになります。
  2. JASDAQ市場に上場する一部の企業がマーケットメイク銘柄に指定されていました。
    マーケットメイク銘柄以外は、オークション方式で売買されていました。
    東証、大証、マザーズなどの日本の他の市場には、マーケットメイク方式はありません。
  3. マーケットメイク方式は、アメリカのNASDAQやイギリスのロンドン証券取引所などで採用されています。
    オークション方式は、売買相手がいないと売買が成立しませんが、マーケットメイク方式は、各証券会社が常に売買相手となるので、売買したいときに売買できないということが少なくなります。
    マーケットメイク方式は、売買が少ない上場したばかりの企業の株取り引きを円滑にし、流動性を高めます。
  4. マーケットメイク銘柄(MM銘柄)には、値幅制限がありませんでした。
    値幅制限とは、ストップ高(S高)やストップ安(S安)という株価の上昇・下降の制限値です。

マーケットメイク銘柄を買うには - MM銘柄一覧

  1. マーケットメイク銘柄の株は、証券会社に口座を開設すれば買うことができました。
    大抵の証券会社で買うことができ、マーケットメイク銘柄ではない株や、その他の市場の株と同じ手順で売買できました。
    2008年3月にマーケットメイク制度が廃止されたため、現在はマーケットメイク銘柄は存在しません。

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