ルーピーとは、英語で「頭がおかしい」などを意味する言葉である。 英語では loopy と書く。 酔っていて変な状態なども表す。 また looped は、輪になった、酔ったなどの意味がある。 loop(ループ)は、英語で「輪(わ)」を表す。 2010年4月14日、アメリカの新聞「ワシントンポスト」が鳩山由紀夫首相に対してルーピーという言葉を使い、この単語が話題になった。 ワシントンポストの記事には以下のように書かれている。
By far the biggest loser of the extravaganza was the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama.
直訳すると以下のようになる。
この派手な催しの最大の敗者は、不運で(何人かのオバマ政府高官たちの意見において)ますます頭がおかしい日本の首相「鳩山由紀夫」だった。
the Nuclear Security Summit(核安全サミット)に関する記事の中にこの一文が書かれていた。 extravaganza(エクストラバガンザ)は英語で、派手な催し、奇抜なショー(劇)などを表す。 ここでは核安全サミットのことを指している。 ちなみに、エクストラバガンザという花(椿・ツバキ)があるらしい。 また、ワシントンポストが鳩山首相に対してルーピーと言っているのではなく、オバマ政府高官がルーピーと言っていると読める。 このワシントンポストの記事に対して平野博文官房長官が「非礼」とコメントしたり、記事がニュースサイトで取り上げられるなどで、この記事が注目を集め、ルーピーという言葉が話題になっている。 ネット上では、頭がおかしい人、変な発言をした人などは、しばらくの間「ルーピー」と呼ばれるかもしれない。