ガラケー

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ガラケー(がらけー)

ガラケー

ガラケーとはガラパゴス・ケータイの略称。 ガラパゴス・ケータイとは、世界標準とは異なる進化をした日本の携帯電話のこと。 孤立し、独自の進化を遂げることをガラパゴス化といい、独自の生態系を持つガラパゴス諸島に由来する。 海外との通信方式の違いや日本独自の機能などがガラパゴスと呼ばれる理由となっている。

1999年、NTTドコモのiモードのサービスが開始し、日本の携帯電話は着メロ・着うたなどのコンテンツサービスや、カメラ、電子マネーなどの機能が次々追加されていった。 その頃ノキアなどの海外製の携帯電話も発売されていたが、多機能ではなく日本では人気がなかった。 しかし、iPhone や Android 搭載スマートフォンなどタッチパネル式スマートフォンが登場してから海外製の携帯電話が注目されるようになった。 その先進的なスマートフォンに対して、従来の日本の携帯電話を時代遅れと感じる人がいて、そのような一部の人が日本の携帯電話を揶揄し、ガラケーと呼ぶことがあった。 この頃からインターネット上でガラケーという言葉をよく見るようになった。 iPhone 発売以降、日本のスマートフォンも発売されるようになり、おサイフケータイ、ワンセグなどの機能がついた日本のスマートフォンは一部でガラスマと呼ばれている。

なお、ガラケーと呼ばれる従来の携帯電話は一般的にはフィーチャーフォンと呼ばれている。 featureは英語で「特色、特徴」という意味。 フィーチャーフォンという言葉は、スマートフォンと非スマートフォンを区別する場合などに使われている。 まれにフューチャーと言う人もいるが、futureは「未来」という意味なので誤りである。

1999年2月、ドコモの501iシリーズから世界初の携帯電話IP接続サービスiモードが始まった。 501iのうち最初に発売されたのは富士通製のF501iで、形状はストレート。

ガラケー ドコモ F501i

501iシリーズにNEC製のN501iが加わった。 この頃から「N」は折りたたみ式で人気だった。 iモードならぬiボードというキーボードもあり、N以外にもP用などがあった。

ガラケー ドコモ N501i、N504i

2000年11月、J-フォンからシャープ製のカメラ付き携帯電話「J-SH04」が発売され、写真付きメールサービス「写メール」が始まった。 いつの頃からか携帯電話・スマホで撮った写真や写真を撮る行為を「写メ」と呼ぶようになったが、その由来がこの写メールである。 その後、各社からカメラ付き携帯電話が続々と発売された。 J-SH04は、ある意味伝説的なガラケーであり、2014年に重要科学技術史資料「未来技術遺産 第00168号」に登録された。

J-フォン J-SH04 表
J-フォン J-SH04 裏

Nの人気に他社も追従し、折りたたみ式の携帯電話が次々発売された。 SO502iWMは音楽再生機能付きでメモリースティックが挿入できる。 2001年1月、503iシリーズからiアプリが始まった。

ドコモ P503iS、SO502iWM

2001年10月、N2001とP2101Vで始まったFOMAはサービスエリアが限られたせいもありあまり普及が進まなかったが、2004年2月の900iシリーズ以降普及が進んだ。 2007年11月、905iシリーズは今まで提供されてきた機能をすべて標準搭載した全部入りとして登場した。 おサイフケータイ、FOMAハイスピード、GPS、3Gローミング、ワンセグなどを搭載し、ガラケーの集大成とも言える。

ドコモ F905i、N901iS