地域別最低賃金、平成29年度・2017年 都道府県別順位一覧

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厚生労働省が毎年発表している都道府県別の地域別最低賃金(時間額)について記す。

地域別最低賃金

最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者はその最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければならないとする制度。 これには地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金の2種類があり、前者は産業や職種にかかわりなく、都道府県内の事業場で働くすべての労働者とその使用者に対して適用されるもの。 毎年10月頃、厚生労働省のサイトで公表されていて、次回は2018年10月頃に公表される。 ただし、発効年月日は都道府県や年度により多少前後する。 時間額は1時間あたりの賃金。

毎年の傾向としては、時間額は東京都が最も高く、沖縄県や九州地方が低い。

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平成29年度(2017年)

地域別最低賃金が最も高いのは今年度も東京都で、時間額958円、前年比+26円となった。 2位は神奈川県で956円、3位は大阪府で909円。 前年度まで900円台は東京都と神奈川県のみだったが、今年度は大阪府も900円台となった。 一方、最も低いのは高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の8県で、時間額737円だった。 1位の東京都との差は221円となる。 九州・沖縄地方は、福岡県が789円で最も高く、その他の県はすべて737円で並んでいる。

全国加重平均額は848円で、前年比25円増加した。 下がった都道府県はなく、すべて25円程度上昇している。 前年度、時間額800円以上は9都府県だったが、今年度は15都道府県に増えた。 具体的には三重県、広島県、滋賀県、北海道、栃木県、岐阜県が800円台になった。

順位 都道府県 最低賃金時間額(円) 前年比
(円)
平成29年度 平成28年度
1 東京 958 932 +26
2 神奈川 956 930 +26
3 大阪 909 883 +26
4 埼玉 871 845 +26
4 愛知 871 845 +26
6 千葉 868 842 +26
7 京都 856 831 +25
8 兵庫 844 819 +25
9 静岡 832 807 +25
10 三重 820 795 +25
11 広島 818 793 +25
12 滋賀 813 788 +25
13 北海道 810 786 +24
14 栃木 800 775 +25
14 岐阜 800 776 +24
16 茨城 796 771 +25
17 富山 795 770 +25
17 長野 795 770 +25
19 福岡 789 765 +24
20 奈良 786 762 +24
21 山梨 784 759 +25
22 群馬 783 759 +24
23 石川 781 757 +24
23 岡山 781 757 +24
25 新潟 778 753 +25
25 福井 778 754 +24
27 和歌山 777 753 +24
27 山口 777 753 +24
29 宮城 772 748 +24
30 香川 766 742 +24
31 福島 748 726 +22
32 島根 740 718 +22
32 徳島 740 716 +24
34 山形 739 717 +22
34 愛媛 739 717 +22
36 青森 738 716 +22
36 岩手 738 716 +22
36 秋田 738 716 +22
36 鳥取 738 715 +23
40 高知 737 715 +22
40 佐賀 737 715 +22
40 長崎 737 715 +22
40 熊本 737 715 +22
40 大分 737 715 +22
40 宮崎 737 714 +23
40 鹿児島 737 715 +22
40 沖縄 737 714 +23
全国加重平均額 848 823 +25

推移

下表は東京都と全国加重平均の時間額の推移である。 2016年に全国平均時間額が800円を超えた。

東京都時間額(円) 全国加重平均額(円)
2010年 821 730
2011年 837 737
2012年 850 749
2013年 869 764
2014年 888 780
2015年 907 798
2016年 932 823
2017年 958 848

出典:厚生労働省、地域別最低賃金の全国一覧

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