X(旧Twitter)には高度な検索があるが、検索ボックスに直接自分でコマンド(フィルター)を使って条件を指定することもできる。 XのAPIドキュメントによるとFiltering operator(フィルタリング演算子)と呼ばれている。
私がよく使うコマンドはlang:とurl:。 次点でsince:、until:、from:、to:あたり。 Xには様々なコマンドがあるが、ここでは主なものだけ掲載した。
言語を指定して検索できる。
「スマホ」など日本語で検索すれば基本的に日本語のポスト(ツイート)のみ表示されるが、「iPhone」や「Google」といったアルファベットで検索すると当然日本語以外のポストも表示される。 それも見たいなら問題ないが、日本語のポストのみ見たい場合邪魔である。
以下のように使用する。
iphone lang:ja
「ja」は日本語で、英語は「en」、ドイツ語は「de」、フランス語は「fr」、スペイン語は「es」、中国語(簡体)は「zh-cn」、中国語(繁体)は「zh-tw」、韓国語は「ko」などとなっている。 基本的にISO 639で定められているアルファベット2文字の言語コードを指定すれば良い。
URLを指定して検索する。
このコマンドを指定しなくても基本的に「example.com」のように普通にURLを書き込めば対象のURLを含むポストが検索できる。 ただ、なぜか昔からXでは「.net」のドメインだけは普通に検索しても引っかからない。 そこでurl:が必要になる。
例えば「example.net」の場合、検索ボックスに以下のように入力する。
url:example
ただ、これだと「example.com」などのドメインだけでなくURLのディレクトリ名なども引っかかる。 そこで以下のように書くと、かなり正確に検索できる。
url:example*net
*(アスタリスク)はワイルドカード(任意の文字と一致)として機能する。 .(ドット)や-(ハイフン)などを含むドメインが上手く検索できない場合は「*」を使ってみると良い。
期間(年月日時)を指定して検索する。 since:はその日時以降、until:はその日時まで。
以下のように使用する。
あけおめ since:2023-12-31_23:59:59_JST until:2024-01-01_00:00:00_JST
since:のみ、until:のみ指定しても良い。 JSTは日本標準時で、指定しないと協定世界時(UTC)などが対象となる場合がある。
また、年月日のみ記述しても良い。 ただしその場合は、その日の 00:00:00 が対象となるので注意する。 その日の終わりまでは次の日か 23:59:59 を指定する。
ユーザーを指定して検索する。 from:はそのユーザーから、to:はそのユーザーに対して、@はそのユーザーによるポスト。
from:ユーザー名 to:ユーザー名 @ユーザー名
メディア等の条件が指定できる検索フィルター。 images、videos、links、follows などが指定できる。 imagesを指定すると画像を含むポストが検索できる。
filter:images
filter:safe でセーフ判定あり、-filter:safe でセーフ判定なしといったものもある。
include:は検索に含める、exclude:は検索から除外する。
include:retweets exclude:replies exclude:retweets
min_retweets:は最低(最小)リツイート数、min_faves:は最低いいね数、min_replies:は最低リプライ数。 数字を指定する。 指定した数字以上のポストが検索できる。
min_retweets:4 min_faves:3 min_replies:2
位置情報を指定する。 本来APIのパラメータとして使用するものだが、通常の検索でも有効な模様。 latitude,longitude,radius(緯度、経度、半径)をカンマ区切りで指定する。 半径の単位はkm(キロメートル)とmi(マイル)がある。
geocode:34.7042943,137.7308536,1350km
その他、near:やwithin:などの演算子もある。
near:東京 within:1000km