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エックスサーバーは定期的に最新の高性能サーバーを導入しており、同じプランでも新規に追加されたサーバーの方がスペック(CPU、メモリ、ストレージ容量などの性能)が良い。 古いサーバーはリプレイス(交換)される場合もあるが、リプレイスに時間が掛かるため、新サーバーへ引っ越しできるサービス(機能)も提供している。
エックスサーバーのCPUとメモリなどのスペックは、Linuxのコマンドのほか、コントロールパネルにログイン後、「サーバー情報」で確認できる。
各プランのストレージ容量が従来より200GBアップした。 スタンダードプランは300GBから500GBになった。
2024年3月21日、エックスサーバーに新しいハードウェアが導入された。 空いていた(未使用の)サーバーが1つあったので、簡単移行の機能を利用して引っ越してみた。 スペックは以下の通り。
契約 | 2023年3月・スタンダードプラン |
サーバー番号 | sv15000番台 |
OS | Linux |
CPU | AMD EPYC 9534( 2.45GHz ) ×2個 |
メモリー容量 | 1536GB |
ストレージ容量 | 300GB(NVMe SSD) |
ウェブサーバー | apache 2.4.x、nginx |
CPUは第4世代のAMD EPYC 9534(64コア128スレッド、2.45GHz)で、これを2個使用している。 メモリは従来の1TBから1.5TBに増量され、規格がDDR4からDDR5になった。 DDRメモリは仕様(クロック数)にもよるが、新しい規格の方がデータの転送速度が速い。 共用している人がまだ少ないせいか、ロードアベレージが5~7程度と、エックスサーバーとしてはわりと低く推移している。 ちなみにsv14000番台が30~50くらいだったので、今後そのくらいまで上がる可能性がある。
2022年3月、久しぶりにエックスサーバーの新サーバーを借りてみた。 スペックは以下の通り。
契約 | 2022年3月・スタンダードプラン |
サーバー番号 | sv13000番台 |
OS | Linux |
CPU | AMD EPYC 7543( 2.80GHz ) ×2個 |
メモリー容量 | 1024GB |
ストレージ容量 | 300GB(NVMe SSD) |
ウェブサーバー | apache 2.4.x、nginx |
旧X10プランはスタンダードプランという名称に変更になった。
AMD EPYC 7543はZen 3世代のCPU(32コア64スレッド、2.80GHz)で、これを2個使用している。 公式サイトにはvCPUが128コアと記載されているが、これは総スレッド数を指していると思われる。
現在も後述の2017年契約のsv3000番台を使っているが、ロードアベレージはそれより若干低く推移している。 私が使用しているsv3000番台が6~10くらいで、sv13000番台が4~6くらい(その後20くらいまで上昇)。 画像などを配置したテスト用のページを表示してみた結果、体感、実測の数値ともに差はあまりなかった。 数値は、Chromeのディベロッパーツールを使用してページと外部データの読み込み時間を計測したもの。 1日に時間を分けて数回、1週間ほど観測。
ちなみに同時期に借りたコアサーバー(CORE-Yプラン)のCPUはAMD EPYC 7502だった。 これはZen 2世代のCPUで、同じく32コア64スレッド。 エックスサーバーより1世代古いが、ページの表示速度はコアサーバーの方が平均的に良好だった。 これはまだサーバーが新しく、共用人数が少ないためかもしれない。 あるいはLiteSpeedの影響も考えられる。 実際ロードアベレージが1.0前後、高い時でも2.0程度と低め。 今後混んできたときにどうなるかといったところ。
2020年頃の公式サイトに掲載されていたスペックは以下の通り。
時期 | 2020年頃 |
OS | Linux |
CPU | 48コア(AMD EPYC) |
メモリー容量 | 512GB |
ストレージ容量 | 200GB(NVMe SSD) |
ウェブサーバー | apache 2.4.x、nginx |
CPUにAMD EPYCを導入。 ストレージにNVMe SSDを使用。 メモリーを増量。 のちにストレージ容量が300GBに増えた。
2018年頃の公式サイトに掲載されていたスペックは以下の通り。
時期 | 2018年頃 |
OS | Linux |
CPU | 24コア |
メモリー容量 | 256GB |
ストレージ容量 | 200GB(SSD) |
ウェブサーバー | apache 2.4.x、nginx |
サイトの説明によるとCPUが24コア、メモリー容量が256GBとなっていて、私が使っているサーバーより良くないっている。 ここ数年エックスサーバーは積極的にハードウェアを増強しているようで、同じX10プランでもCPUやメモリー容量が異なる。
2017年7月頃のスペックは下表の通り。
契約 | 2017年7月上旬・X10プラン |
サーバー番号 | sv2300番台 |
OS | Linux |
CPU | Xeon E5-2640 v4( 2.40GHz ) ×2個 |
メモリー容量 | 192GB |
ストレージ容量 | 200GB(HDD) |
ウェブサーバー | Apache 2.4.6 |
契約 | 2017年7月下旬・X10プラン |
サーバー番号 | sv3000番台 |
OS | Linux |
CPU | Xeon E5-2640 v4( 2.40GHz ) ×2個 |
メモリー容量 | 192GB |
ストレージ容量 | 200GB(SSD) |
ウェブサーバー | Apache 2.4.6 |
CPU は Xeon E5-2640 v4 で、主なスペックはクロック周波数2.4GHz、ターボ時3.4GHz、10コア20スレッドとなっている。 サーバーにはこれを2個使用しているようで、合計で20コアとなる。 メモリーは192GB搭載されている。
2台ともほぼ同じ時期に契約したが、あとに契約したsv3000番台は少し新しく、ストレージにはSSDが使われている。 2018年6月現在、sv2300番台はHDDのままだが、今後増強されてSSDになる予定。
現状あまり不満はないが、他社と比べるとメンテナンスが多い印象で、サーバーが止まる回数が多い。 また、500円くらいの月額料金が安いサーバーと比べるとやや高い。 その分性能は良い。
年 | ストレージ | CPU | メモリ |
2024年 | NVMe RAID 10 | 256コア(vCPU) | 1.5TB |
2021年 | NVMe RAID 10 | 128コア(vCPU) | 1TB |
2020年 | NVMe RAID 10 | 48コア | 512GB |
2018年 | SSD RAID 10 | 24コア | 256GB |
2017年 | SSD RAID 10 | 20コア | 192GB |
2016年 | HDD RAID 10 | 20コア | 192GB |
2015年 | HDD RAID 10 | 16コア | 96GB |
2013年 | HDD RAID 10 | 6コア | 24GB |
2012年 | HDD RAID 10 | 6コア | 16GB |