ここでは、さくらのレンタルサーバのビジネスプランなどスタンダードプランより上のプランについてサーバーのスペックを記録している。
homeディレクトリの数は .(ドット)で始まるディレクトリを除く。
2024年7月、さくらのレンタルサーバのビジネスプランを試すことにした。 後述のプラミアムプランではメモリが32GBとスタンダードプランより減っていたが、ビジネスプランは48GBでスタンダードと同じだった。 CPUの型番は不明だが、各プランと同じIntel Xeon Processor (Cascadelake)。 homeディレクトリの数は、私が使用開始した時点で58。 物理サーバーにどの程度仮想サーバーがあるのか不明だが、スタンダードを約半分の人数で共用しているタイプと思われる。 プレミアムはやや期待外れだったが、プレミアムで期待していたタイプがこのビジネスプランだった。 ただ、年間契約で多少安くなるが、月額が約3,000円とお高い。
ロードアベレージは1以下のこともあれば1~2程度のこともあり、さくらのレンタルサーバで私が借りている他のサーバーと比較するとわりと変動が大きい。
契約時期 | 2024年7月 |
プラン | ビジネス |
サーバー番号 | www500b番台 |
OSバージョン | FreeBSD 13.0-RELEASE-p12 amd64 |
CPU | Intel Xeon Processor (Cascadelake) |
メモリー容量 | 48GB |
ストレージ容量 | 600GB (SSD) |
homeディレクトリ数 | 58 |
※追記:2024年4月に少し値上げされた。 また、プレミアムプランが廃止となった。 ただし、既存ユーザーはそのまま利用可能。
今までさくらのレンタルサーバのスタンダードプランしか使ったことがなかったが、プレミアムプランが気になり使ってみることにした。 2024年2月、さくらのレンタルサーバは上位プランへ変更できるようになったが、この機能は使わず別途契約。
気になるのはサーバーのスペック(CPUやメモリ容量)。 特に最近個人的にメモリが気になっており、どのくらい割り当てられているのか気になる。 料金は毎月払いで1,571円、12ヶ月一括で15,714円(月額換算1,310円)。 スタンダードの2倍以上とかなり高額で、借りるのを少し戸惑う。 この金額ならエックスサーバー、ConoHa WING、コアサーバーなど他社も比較対象になる。
さくらのレンタルサーバは、コントロールパネルでサーバー情報が確認できる。 それによるとCPUやメモリなどのスペックは以下のとおり。
契約時期 | 2024年2月 |
プラン | プレミアム |
サーバー番号 | www1300番台 |
OSバージョン | FreeBSD 13.0-RELEASE-p12 amd64 |
CPU | Intel Xeon Processor (Cascadelake) |
メモリー容量 | 32GB |
ストレージ容量 | 400GB (SSD) |
homeディレクトリ数 | 51 |
CPUはおそらくスタンダードと同じだろうと予想していたが、やはり同じだった。 型番が不明なので完全に同一か分からないが、Cascade Lake世代のCPUが使用されている。 FreeBSDのtopコマンドによると、スタンダードもプレミアムもCPU使用率はそれほど高くなく、わりと余裕がある印象。 ロードアベレージは平均0.4~0.5くらいで、さくらのレンタルサーバとしてはわりと普通。 topコマンドによるとCPU使用率は4.4%。
驚いたのがメモリ容量で、まさかの32GB。 スタンダードプランは48GBで、それより少なかった。 共有人数が少ない分、メモリが少なくても大丈夫だろうという計算なのか。 さくらはhomeディレクトリが閲覧できるが、現在のディレクトリ数は51だった。 同時期に借りたスタンダードは114だったので、共用ユーザー数は約半分。 確かに1人当たりで換算すれば少し増えているが、プレミアム感はない。
人数が半分とはいえプレミアムを使うような人たちならそれなりにアクセス数のあるサイトもあるだろうし、このメモリで足りるのか? テキスト主体の昔のホームページと違い、今はWordPressを使って画像もたくさん貼り付けているサイト・ブログも多い。 スタンダードは人数が多くてもほとんどアクセスがないようなサイトも多いだろう。
共用サーバーは同居人次第なので他のサーバーは分からないが、プレミアムだからといってメモリに余裕があるとは限らない。 せめてスタンダードと同じ48GBにして、それをこの人数で共有すればまだマシだが、なぜ減らしたのか。
また、CPUやメモリのほかに回線(ネットワーク)も重要。 回線も共有しているので共用ユーザーは少ない方が良いが、共用しているサイト次第。 というわけで当たりはずれはあるが、余程混んでいなければ料金を考えるとスタンダードの方がコスパは良い。