レンタルサーバー比較 2018年版

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ウェブサイトやブログを独自ドメインで運営するには、レンタルサーバーを利用したり、固定IPを取って自宅にサーバーを置く方法などがある。 サーバーに特殊な設定が必要ない場合はレンタルサーバーを利用するのがお薦めである。

レンタル料金が安いからといって性能が低いということはない。 大抵のレンタルサーバーは独自ドメインのURLとメールアドレス、PHP、データベースなど基本的なサービスは利用できる。 また、商用利用も可能なので、会社やお店のホームページ、ECサイトなども独自ドメインで運営できる。

基本的にドメインを取得するサービスとレンタルサーバーのサービスは別の会社でも良い。 私が運営しているサイトは、バリュードメインとムームードメインでドメインを取得・管理していて、他社のレンタルサーバーで運営している。

また、レンタルサーバーにはVPSという選択肢もある。 VPSは自分で好きなアプリケーションをインストールして使えるメリットがある。 ただ、上述のように特殊なアプリや設定が必要ないなら共用サーバーで十分である。 VPSはアプリケーションに脆弱性があった場合、自分でアップデートすることになるが、これが意外と面倒だったりする。 サーバーを借りて最もやりたいことはサイトの制作や運営であって、サーバーの設定や管理ではない。

レンタルサーバーを選ぶときのポイント

レンタルサーバーを提供している会社はたくさんあるが、以下のサーバーが人気のようだ。

  • さくらのレンタルサーバー(さくらインターネット)
  • ロリポップ!
  • GMOデジロック系(バリューサーバー、コアサーバー、XREA)
  • XSERVER

今どきのレンタルサーバーは大抵安価、多機能、高性能で、同程度のプランで比較すると容量や使えるデータベースの数など数値に差があっても、それほど大きな差はない。 メジャーなレンタルサーバーであれば、ブロガーに人気の WordPress を簡単にインストールできるようになっている。 昔はストレージの容量を気にした時代もあったが、今はそれほど重要な要素ではない。 サーバーを選ぶ際は、価格や機能の他、安定性、使い易さ、サポート体制なども考慮すると良い。

レンタルサーバー総評

私は10年以上さくらのレンタルサーバを使っていたが、2017年からエックスサーバーとコアサーバーを使い始めた。 他社が新サーバーや新機能を導入する中、さくらは遅れを取りつつあったので乗り換えた。

さくらのレンタルサーバ

老舗のレンタルサーバーで、目新しい点はないが、安心感という点では無難なレンタルサーバーだろう。 ロリポップ!やGMOデジロック系(バリューサーバー、コアサーバー、XREA)などと並び、安価なサーバーとして昔から有名で、どれを使うか好みによるが、最近は新しい機能等の導入において他社に遅れを取りつつある。

他社が続々 Let's Encrypt に対応したためか、2017年10月、ようやくさくらも重い腰を上げ Let's Encrypt に対応した。 さらに2018年4月18日からスタンダードプランでもPHPモジュール版が利用可能になった。 ただし、www3701.sakura.ne.jp 以降の新しいサーバーに限り、古いサーバーは順次増強および対応する予定。

ロリポップ!

さくらと並ぶ老舗で安価なサーバー。 2017年現在、さくらに勝る点としては、HTTP/2 と Let's Encrypt 対応がある。 Let's Encrypt はエックスサーバーより約1年遅れだが2017年7月に対応した。 また、独自開発の技術を使ったモジュール版PHPにより高速化を行っている。

GMOデジロック系

GMOデジロック系は3種類あるが、コアサーバーが一番力を入れていると思われる。 コアサーバーは2017年8月にリニューアルし、HTTP/2 と SSD に対応し、CPUやメモリも増強された。 このクラスのCPUやメモリが搭載されているレンタルサーバーとしてはエックスサーバーがある。 さらに無料のSSLも追加された。 無料独自SSLの認証局についてデジロックのサイトに説明がないが、実際に使ってみたところ Let's Encrypt だった。 また、サポートに聞いてみたところ証明書は自動更新されるとのこと。

cronジョブの最短実行間隔は1時間となっている。 悪用や過負荷を恐れているのかもしれないが、いろいろ増強されたのに、この仕様は残念。 プランごとに実行間隔の差を設けるなどしてほしい。

また、バリュードメインを含めデジロック系のコントロールパネルのユーザーインターフェイスは個人的に分かりにくい。 ただ、コアサーバーの新コンパネは、事前にマニュアルを読んでおいたら特に迷うことなく使えた。 UI はともかく、コンパネの動作がやや重い。 初見での使いやすさはエックスサーバーと同程度。 逆に旧コンパネを使っていた人は慣れなくて使いにくいかもしれない。

エックスサーバー

エックスサーバーはブロガーに人気なようで、ここ最近は新しいハードウェアや機能を積極的に採用している印象がある。 私も2017年から使い始めた。

エックスサーバーは無料SSLの Let's Encrypt に早くから対応した。 また、FastCGI や OPcache などの高速化に力を入れている点も良い。 ただ、最も安いプランX10でも月額1000円程度で、さくらのスタンダードプランと比べると少し高いが、スペックを考えればコスパは悪くないだろう。 MySQLサーバーは既にSSDを採用していたが、2017年7月11日、通常のウェブサーバーのストレージもSSDになった。

mixhost

2016年から始まったレンタルサーバーで、日本初のHTTP/2完全対応を謳っている。 ApacheやNginxよりも高速なLiteSpeed Webサーバーを使用し、無料SSL対応、全サーバーSSD採用など、スペック重視、特に速度重視の人に注目されているようだ。 Zenlogic同様プランの変更可能。 まだ新しいサービスで、障害が発生したりもしているが、今後が気になるサーバーだ。

Zenlogic

ファーストサーバ社は、全裸事件やデータ消失事件を経て、現在Zenlogicというブランドでレンタルサーバーを提供している。 エックスサーバーと同様 Let's Encrypt に対応している。 クラウド型のレンタルサーバーで、上位プランや下位プランにスケーラブルに変更できる。 ただし「プラン1~7」から「プランS」には変更できない。 プランS は安価だが期間限定で、プラン1以上はやや高い。

2018年6月からヤフー系のクラウド型レンタルサーバーで高負荷障害が発生し、7月に大規模なメンテナンスで長時間サーバー停止。 多くの企業が利用していて、サイトにつながらない状態になった。

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