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独自ドメインの取得に関する要点・注意点

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レンタルサーバーを契約すると、基本的にレンタルサーバーのサービスがデフォルトで用意しているドメインが使える。 ただ、個人的には独自ドメインを取得してサイト・ブログを運営することをオススメする。

レンタルサーバーが用意したドメインは、そのサービスでしか使えない。 サイトを長く運営していると他のレンタルサーバーに引っ越したいこともある。 独自ドメインで運営していれば、引っ越しても引き続き同じドメインでサイトが運営できる。 サイトを長く運営するなら独自ドメインが良い。

ドメイン取得サービス

基本的にドメインは、レジストラ(ドメイン登録代行業者)やリセラー(再販業者)と呼ばれる業者(会社)で取得する。 業者は数多く存在する。 通常、所有しているドメインは別の業者へ移管することもできる。 ただし、業者によっては移管できない場合もある。 また、ドメインを移管する場合に高額な料金を取られる場合もある。 登録前に各業者の注意事項を確認した方が良い。

日本国内では、価格の安さでバリュードメインやムームードメインが昔(2000年代)から人気がある。 ただ、2024年現在、ドメイン価格の高騰や、GMOグループがサービス維持調整費などを加えたりなど、安さは感じなくなった。

以下のようなサービスでドメインが取得できる。

バリュードメイン
GMOデジロックのサービス。
ムームードメイン
GMOペパボのサービス。
お名前.com
GMOインターネットグループのサービス。
さくらインターネット
レンタルサーバーで有名なさくらインターネットのサービス。
XServerドメイン
レンタルサーバーで有名なエックスサーバーのサービス。
ゴンベエドメイン
インターリンクのサービス。

ドメイン取得・更新料金

ドメインの取得や更新(維持)にはお金がかかり、.com、.net、.jp などドメインの種類によって金額が異なる。 .com、.net、.jp などはトップレベルドメイン(TLD)という。

最もメジャーな .com の場合、昔は1,000~1,500円程度で取得できたが、2024年現在2,000円程度になっている。 ただし、業者によって値段は異なる。

また、初回取得時などは1円など、キャンペーンなどで通常の料金より安くなっている場合がある。 したがって、ドメインを取得するときは割引のない通常時の料金をチェックしておいた方が良い。

ドメイン登録業者の料金表に書かれている金額は基本的に年額(1年間の料金)。 年額×使用年数を選択すると支払う料金が決まる。

レンタルサーバー

レンタルサーバーとドメインの両方を提供している会社もあるが、同じ会社のサービスを利用しなくても良い。 例えば、バリュードメインでドメインを取得・管理し、エックスサーバーでサイトを運営することもできる。 DNSの設定でドメインとサーバーを紐づけることができるようになっている。 どのように運用するかはその人次第。

どこのサービスが良いか?

私は、バリュードメイン、ムームードメイン、XServerドメインの3つのサービスでドメインを取得・管理している。 昔はバリュードメインとムームードメインが安さで2強のイメージだったが、上述のサービス維持調整費などで値上がりぎみ。 そんな中XServerドメインが少し安い。 ただしTLDの種類による。 XServerドメインは、利用者が増えており、レンタルサーバーも人気なので今後注目。 私も最近になって利用し始めた。

ただ、料金の安さだけでなく、使いやすさなども重要。 とりあえずいろいろ使ってみると良いかもしれない。

トップレベルドメイン(TLD)について

私は最近、基本的に .com 以外のドメインは取得していない。 理由としてはドメイン価格の高騰。 あとは人気度など。

私は今までそれほど .com にこだわりがなかったが、世間的にはやはり最も人気があるようで、最近は .com が空いていなければ取得しないスタンス。 私は既に運営しているサイトがあるので、基本的に新規で取得するドメインは、使わずにとりあえず取っておくだけなので、他のTLDを無理に取得する必要がないというのもある。

新しいTLDがかなり増え、TLDの種類はたくさんあるが、昨今価格が高騰しているものもあり、個人的にはマイナーなTLDを使うのを避けている。

TLDの管理団体を調べる

バリュードメインなどのドメインを販売している業者は販売しているだけで、TLDを管理しているわけではない。 例えば、.page は Google が管理・提供している。 .jp は日本レジストリサービス(JPRS)、.tokyo はGMO。

マイナーなTLDを取得する場合、どの企業や団体が主体となっているのか知りたい場合がある。 だいぶ前にたまたまネットで検索していたら ICANNWiki というサイトを見つけた。 ここには各TLDの情報が掲載されている。 ただし英語のみ。 検索ボックスに「.jp」などTLDを入力して検索できる。 Registry Provider などの情報が掲載されている。

ドメインの使用歴を調べる

欲しいドメインが見つかり空いていたら、私は Wayback Machine(Internet Archive) で調べるようにしている。 過去に誰かが使用していれば、ここに掲載されている場合がある。 ただし、どのサイトもアーカイブされているわけではないので、過去に誰かが使っていたとしても Wayback Machine に掲載されているとは限らない。

また、どこかのサイトにリンクなどが残っていれば、Googleで検索して見つかる場合もある。

中古ドメインの良し悪しは賛否両論あるが、私は中古でも取得する場合もある。