契約期限切れの中古ドメイン、新規ドメインの取得と破棄、企業の商品プロモーション・特設サイト
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独自ドメインで開設した企業の商品プロモーションサイトの行方。
いらなくなったドメイン - 商品プロモーションサイト
- 使わなくなり、契約の更新を行わなかったドメインは、電話番号と同じで使いまわされる。
あまり宜しくない人の手に渡り悪用されることがある。
- 悪用されるドメインで人気が高いのは、たくさんリンクを貰っているサイトである。
そのようなサイトには、企業が個別の商品のために用意したプロモーションサイト(以下、特設サイトと呼ぶ)がある。
- 特設サイトは、企業が既に使用しているドメインとは別に、独自のドメインを取得してサイトを用意することがある。
特設サイトとして多いのが、映画、書籍、ゲーム、アニメ、漫画などの商品の宣伝サイト。
国や公共団体が作った特設サイトなども多い。
中古ドメインが出回る流れ
- 企業が商品の特設サイトを独自ドメインで開設する。
- メディア、ユーザー、ファンなどがそのサイトへリンクを張る。
- 商品の宣伝終了後、特設サイトを閉鎖。
ドメインの契約を更新しない。
- 契約を更新しなかった期限切れのドメインは、他人(中古ドメイン売買業者など)の手に渡る。
そのドメインが出会い系やアダルト系サイトの運営者の手に渡ることがよくある。
(以下、別の人の手に渡ったドメインを使用したサイトを、元特設サイトと呼ぶ)
- ユーザーのサイトは更新せず放置されていることが多いため、特設サイトへのリンクは修正されることが少ない。
各メディアも過去の記事を再編集することは少ない。
- 検索エンジンで商品情報を検索し、そのユーザーのサイトへ行った人は、元特設サイトだったリンクをクリックし、いかがわしいサイトへアクセスすることになる。
流行の商品を検索するだけでなく、過去の商品を検索する人もたくさんいる。
- サイトを見れば、ドメインが別の人の手に渡ったと分かるが、ユーザーへの印象は良くない。
なぜ中古ドメインを欲しがる人がいるのか
- 多くのサイトからリンクを貰っているサイトの方が検索結果の上位に表示されやすい。
ただし、最近の検索エンジンはよくできていて、別の人の手に渡ったドメインの評価を低くしている。
それでもユーザーのサイトから元特設サイトへ行ってしまう人がいる。
- 元特設サイトは、別のサイトに生まれ変わる場合もあるが、単にリンクを張っているだけのサイトになることもある。
例えば、たくさんのリンクを貰っている元特設サイトに、出会い系サイトへのリンクを張る。
自分のサイトへより多く誘導するため、元特設サイトをたくさん手に入れる。
元特設サイトA → 出会い系サイトA
元特設サイトB → 出会い系サイトA
元特設サイトC → 出会い系サイトA
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(以下略)
または、自分のサイトの検索エンジンにおける評価を上げるためにリンクを張っていることもある。
最近は、このような方法はSEOの効果は薄いが、現在でもこのようなことをする業者は存在する。
特設サイトの運用方法
- 特設サイトを開設する人たちは、こうした事実を知っているのか知らないのか分からないが、破棄されるドメインは多い。
- いくつも特設サイトを開設する予定があるならば、特設サイト用のドメインを1つ用意し、そこにいくつも特設ページを用意すれば良い。
各特設ページは、
http://example.com/tokusetu1/
http://example.com/tokusetu2/
のように商品ごとにサブディレクトリを用意するか、URLが気になるなら
http://tokusetu1.example.com/
http://tokusetu2.example.com/
などのようにサブドメインを使う方法もある。
本当は、企業がもともと使っているドメインにて特設ページを用意できるなら、それが一番良い。
- SEO的に独自ドメインを取った方が良いと言うウェブ制作業者もいるかもしれないが、それなりに知名度のある企業が、企業のページから特設サイトへリンクを張るだけでも、検索エンジンの評価は高い。
プレスリリースを出し、いろんなネット媒体からリンクが張られれば、正直SEOなんて意識する必要がない。
もし本当にSEOを意識し、さらに高いSEO効果を得たいなら、ドメインを破棄するのはもったいない。
検索エンジンでは、長く使用されているドメインの方が僅かではあるが評価が高い。
- それでも、見栄え的に独自ドメインがいいと言う人もいるかもしれない。
- また、複数のウェブ制作業者を使っていて、サーバ管理上の都合で個別にサーバを用意し、ついでに独自ドメインを使ってサイトを開設する場合があるかもしれない。
上記のようにサブドメインを使えば、サブドメインごとにサーバを個別に用意してサイトを作ることができる。
また逆に、1つのサーバに複数のサブドメインを持たせることもできる。
- SNSなどの新規サイトを作るなら、独自ドメインを用意してサイトを作りたいという気持ちは分かるが、個別の商品に対し新商品が出るたびに安易に独自ドメインの特設サイトを用意するのは良くないと個人的には考えている。
商品ごとに特設サイトを用意しすぎじゃないか?と最近特に思う。
名の知れた企業ほど、特設サイトを開設している。
- 私個人も過去に手放したドメインはあるが、ドメインを取得・破棄する際には、よく考えた方が良いと思う。