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Blueskyのハンドル名に独自ドメインを使用する方法

更新:

Blueskyでアカウントを作成すると各ユーザーのトップページのURLは、通常 https://bsky.app/profile/ハンドル名(ID).bsky.social という形式になる。

ところが企業などの公式アカウントのURLを見ると https://bsky.app/profile/ドメイン名 になっているものがあることに気づく。 例えば以下のようなアカウントがある。

Bluesky
https://bsky.app/profile/bsky.app
日経電子版
https://bsky.app/profile/nikkei.com
ウェザーニュース
https://bsky.app/profile/weathernews.jp
セガ公式アカウント
https://bsky.app/profile/sega.jp
GIGAZINE
https://bsky.app/profile/gigazine.net

Blueskyのハンドル名変更のところでドメインがどうのこうの書かれていたのは、このことかと理解した。

要するにBlueskyのハンドル名(ID)は、自分のブログやウェブサイトなどで使用している独自ドメインに変更することができる。

変更手順は以下のとおり。

  1. 新規アカウント作成時はドメインが設定できないようなので、まず適当にアカウントを作成する。
  2. アカウント作成後、「⚙️設定」→「@ハンドルを変更」へ進む。
  3. 表示されたウィンドウ下部にある「自分のドメインを持っています」をクリックする。
  4. 「DNSパネルがない場合」のタブを選択する。
  5. ウィンドウに表示されている「ファイルのコンテンツをコピー」ボタンをクリックし、「did:plc:(以下略)」という文字列をクリップボードにコピーする。
  6. PC上などで「atproto-did」というファイル名(拡張子はない)のテキストファイルを作り、ファイルの中に「did:plc:(以下略)」を貼り付けて保存する。
  7. 自分のサイト(ドメイン)のルート(トップ)ディレクトリの直下に「.well-known」というディレクトリを作成する。
  8. 「.well-known」ディレクトリに「atproto-did」をFTPなどで転送する。
  9. 転送後、ウィンドウに表示されている「テキストファイルを確認」ボタンをクリックする。

以上でドメインの認証が終わり、後は画面の指示に従って進めば登録完了。 自分のアカウントのURLが、https://bsky.app/profile/example.com という形式に変わる。

また、Blueskyが自動で定期的に「atproto-did」をチェックしているようで、このファイルを削除するとハンドル名のところに「無効なハンドル(Invalid handle)」と表示される場合がある。

ここでは「DNSパネルがない場合」で説明したが、「DNSパネルがある場合」のタブを選択し、DNSレコードを編集して設定してもよい。 個人的にはあまりDNSレコードを弄りたくないので、この方法で変更した。

英語だが、Bluesky公式サイトに解説がある。 How to set your domain as your handle - Bluesky

これはX(旧Twitter)にはない機能なので、独自ドメインを持っている人はBlueskyのアカウントを作ってみてはいかがだろうか。


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