Google Chromeによるレイアウトシフトの調べ方
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レイアウトシフトとは、ウェブページを表示したときに、ガタンとコンテンツの位置がずれること。
高さ(height)を指定していない画像や広告などでよく見られる。
- まず、Google Chromeを起動し、[F12]キーやメニューからディベロッパーツールを表示する。
- 「Lighthouse」タブを選択し、測定したいウェブページを表示し、[Generate report]ボタンをクリックする。
- Performanceの「Cumulative Layout Shift」にスコアが表示される。
Cumulativeは累積という意味。
数値が小さいほど良い。
これはわりと分かりやすいが、この他にもレイアウトシフトが視覚的に分かる機能がある。
- 同じくChromeのディベロッパーツールで、タブ右端のギアマーク(⚙️)の隣にある「︙」のメニューにて「More tools」→「Rendering」と進む。
- 表示されたウィンドウにて「Layout Shift Regions」をチェックする。
この状態でウェブページを表示すると、レイアウトシフトが起きた瞬間、該当箇所が青(紫)色で表示される。
ただし、回線速度やサーバーのレスポンスが良好な場合、一瞬で表示されるので分かりにくい。
そういうときは、以下のオプションでNetworkやCPUを遅くしたり、キャッシュを無効化するとよい。
- 「Performance」タブを選択し、そのギアマーク(⚙️)でオプションを表示するとNetworkやCPUが選択できる。
Networkでは、Fast 3G、Slow 3Gなどが選べる。
CPUでは、4x slowdownなどが選べる。
- 「Network」タブを選択し、「Disable cache」をチェックしてキャッシュを無効にする。
SEO界隈ではコアウェブバイタル(Core Web Vitals)が注目され、その中の一つにCumulative Layout Shift(CLS)がある。
Google検索の掲載順位にどの程度影響するか分からないが、気になる人は自分のサイトを調べてみるとよい。