携帯メール(VMGファイル)をパソコンにバックアップする方法
更新:2017-04-01
古い携帯電話(ガラケー、フィーチャーフォン)のメール(VMGファイル)をminiSD、microSD、microSDHCなどでパソコンにバックアップする方法。Windows Live メール 、Outlook、Thunderbirdで見る方法。 対象 : Windows 10/8.1/7
携帯メールの保存・管理方法
ケータイ内にあるメールをminiSD、microSDへ移す
ドコモの N901iS と F905i を例に説明する。
まず、携帯電話内にあるメールをSDカード(miniSD、microSDなど)に保存(転送・エクスポート)する。
カードリーダー
パソコンでSDカードの中身を見るには、SDカードを読み込める機械(カードリーダー/ライター)が必要となる。
ノートパソコンなどは最初からSDカードスロットがある場合もある。
カードリーダーはアマゾンや家電量販店で売っている。
また、SDカードは大きさ別に SD、miniSD、microSD(microSDHC、microSDXC)の3タイプある。
カードリーダーを買う際は、自分が使っているSDカードのサイズが対応しているか確認する。
もし対応していない場合は、SDカードの大きさに変換するアダプターを購入する。
パソコンでSDカードを読み込むと、DCIM、PRIVATE、SD_BIND、SD_PIMなどのフォルダがある。
メールは
SD_PIM フォルダにある。
メールは1通ずつ
PIMxxxxx.VMG というファイル名になっている。
xxxxx は数字の連番で、実際には PIM00001.VMG、PIM00002.VMG、・・・のようになっている。
auやソフトバンク、また機種ごとにメールが保存されているフォルダは異なるが、SDカードのフォルダ内を探せば分かるだろう。
【バッファローのマルチカードリーダー】
メールの中身を見る
VMGファイルをメモ帳などのテキストエディタで開くとメールヘッダとメール本文を見ることができる。
通常、絵文字は中黒「・」で表示される。
絵文字を表示したい場合は、
i絵文字
というソフトをドコモのサイトからダウンロードしてインストールする。
auやソフトバンクの絵文字を表示するツールはない。
Windows Live メールやThunderbirdでメールを見る
テキストエディタでVMGファイルを見ると、メールのヘッダ情報など本文以外の情報も表示されるので見にくい。
これを見やすくしたり、整理しやすくするには、パソコンの普通のメールアプリ(メーラー、メールクライアントソフト)を使う。
まず、PIMxxxxx.VMG を PIMxxxxx.eml のように拡張子を .eml に変更する。
その後、そのファイルをMozilla Thunderbird、Windows Live メール、Outlook Expressなどの受信トレイにドロップするとメールが見られる。
拡張子.emlがこれらのメールアプリに関連付けられている場合は、.emlのファイルをダブルクリックしてもメールが見られる。
Windows Live メールの場合はクイック分類のフォルダではなく、各アカウントの受信トレイや保存フォルダなどにドロップする。
上記以外のメールアプリを使っている場合は、VMGを自分のメールアプリに対応した拡張子に変更すれば同じようにメールが見られる。
パソコン、携帯電話などどのようなメールも基本的に同じ規格に基づいて記述されているので、このようなことができる。
つまり拡張子が違うだけでメールの中身の書式は同じということ。