基本的にAndroid OSは昔から明朝体のフォントがインストールされていないため、CSSで明朝体「font-family:serif」を指定してもゴシック体で表示されていた。 ところが先日(2021年11月4日)、私のスマホ(HUAWEI P30 lite)で明朝体が表示されているのを確認した。 Twitter(現X)で検索すると同じような状況の人が何人か見つかった。
OS(システム)の更新ではなく、Chromeの更新で明朝体が使えるようになったとの見方がある。 バージョンはChrome 94, 95あたりで最近のことである。 なお私のスマホはAndroid 10で、Chrome 95を使用している。
気になったので、古い端末を押し入れから引っ張り出してChromeを最新版のバージョン95にしてみた。 機種は以下の通り。
ところが期待を裏切り、明朝体は表示されなかった。 当然アップデートできるアプリは全てアップデートした。 つまりChromeは関係ないようである。 もしくは一定以上のOSバージョンが必要。
また、Android版のMicrosoft OfficeやAdobe PDFなどをインストールすれば、何かフォントがインストールされるのではと思い試したが特に変化はなかった。
やはりAndroidのシステムアップデートで明朝体が追加されたと考えるのが妥当か。
2024年6月末に発売されたモトローラのmoto g64 5Gを購入したので明朝体を表示させてみた。 Androidのバージョンは14。 主にウェブサイトの制作において、今はもう明朝体の表示について心配する必要はなさそう。 といってもあまり使わないが。 上述のように対応時期はAndroid 10辺りからか。 以下の画像はmoto g64 5Gによる明朝体の表示。