Apacheのエラーログ設定(error_log)
更新:
Apacheのエラーログ設定(error_log)方法。
対象:Linux Fedora, RedHat
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Apacheのエラーログ設定(error_log)
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Apacheのエラーログ(error_log)は、NOT FOUNDなどのエラーが発生した場合にログが記録されます。
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ログ・ローテーション(logrotate)
Apacheのログ(access_log、error_log)は、初期設定では同じファイルに追記していきます。
日々ファイルが肥大化していきます。
これを日別、月別など、一定期間ごとにファイルを分けて記録するには、ログ・ローテート(logrotate)を利用します。
logrotateについては、
Apacheのログ・ローテート設定(access_log、error_logのlogrotate)
を参照。
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favicon.ico
ブラウザでサイトをブックマークをすると(お気に入りに登録)、アイコンが表示されるものがあります。
このアイコンは、トップページのディレクトリにfavicon.icoというファイルを設置すると、
自動的にブラウザがファイルを探して、アイコンを登録してくれます。
favicon.icoは、各ディレクトリに設置できます。
ページをブックマークする場合、まずそのページがあるディレクトリのfavicon.icoを探します。
favicon.icoがない場合、さらにその上の階層のディレクトリのfavicon.icoを探します。
ブラウザによって、ブックマーク時にfavicon.icoを探すタイプや、アクセスしただけでfavicon.icoを探すタイプなどがあります。
favicon.icoが存在しない場合は、エラーログに出力されます。
エラーログにfavicon.icoのエラーを出力したくない場合は、favicon.icoを用意するか、
拡張子.icoのアクセスをエラーに出力しないようにするなど対処します。
favicon.icoは、16*16のアイコンで、アイコンエディタで作成します。
デザインが面倒であれば、透明のアイコンを置くだけでも良いと思います。
拡張子.icoのアクセスをエラーに出力しないようにするには、Apacheのhttpd.confに、
SetEnvIf Request_URI "\.(gif)|(jpeg)|(jpg)|(png)|(ico)$" no_log
CustomLog logs/error_log common env=!no_log
のように書きます。
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robots.txt
robots.txtは、検索エンジンのロボットに対して、自分のサイトの巡回方法を指定するために利用します。
robots.txtを設置しなくても、検索エンジンのロボットは、勝手にサイトを巡回してくれますが、
検索エンジンのロボットは、いつもrobots.txtがあるかどうか確かめるため、
robots.txtがない場合、エラーログにエラーが出力されます。
エラーを出力しないようにするには、robots.txtを設置するか、robots.txtをログに出力しないようにします。
通常通りサイトを巡回してもらう場合は、robots.txtに、
User-agent: *
Disallow:
のように書きます。
robots.txtは、サイトのトップページのディレクトリに設置します。
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不正アクセス・スパム対策
時々エラーログには、存在しないアドレスに対しての不正なアクセスがあります。
これらは、Windows系サーバ、Linux系サーバ、ブログアプリケーションなど、
各サーバやアプリケーション特有の脆弱性を狙った不正アクセスであることが多いです。
ロボットプログラムなどにより自動的に巡回しているためか、
毎回同じアドレスに対して不正なアクセスがあります。
代表的な?不正アクセスとして、以下のようなアドレスがあります。
/_vti_bin
/MSOffice
/index2.php
/mambo
/cvs
/articles
/blog
/blogs
/drupal
/phpgroupware
/wordpress
/xmlrpc.php
/xmlrpc
/xmlsrv
/-xml
/proxy