Noto Emoji は、Unicodeで定義されている絵文字のフォント。 絵文字のデザイン(見た目)は、基本的にAndroid OSで使用されているものと同じ。
GitHubに Noto Emoji というフォントが公開されており、Googleフォントで利用できるようになっている。
以下のような使い道がある。
また、X(旧Twitter)が公開しているTwemojiという絵文字及びAPIもあるが、バージョン14.0.2(2022年3月31日)で更新が止まってしまった。 その代替として使用することもできる。
Webフォントなのでインストールする必要はない。 Googleフォントを利用して簡単にウェブサイト上に絵文字を表示できる。
Noto Emoji(白黒)とNoto Color Emoji(カラー)があり、ここでは後者を使い説明する。
Noto Color Emoji にアクセスしてコードを取得する。
まず、Noto Color EmojiのCSSを読み込む。 以下は、HTMLのhead要素内に記述する例。 Googleフォントのコードには preconnect が2つあるが、これらは書かなくても動作する。
<link rel="preconnect" href="https://fonts.googleapis.com"> <link rel="preconnect" href="https://fonts.gstatic.com" crossorigin> <link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Color+Emoji&display=swap" rel="stylesheet">
以下はstyle要素内に記述する場合。
<style> @import url('https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Color+Emoji&display=swap'); </style>
次に、HTMLに絵文字を書く。 font-family で「Noto Color Emoji」を指定する。 ここではstyle属性に記述しているが、classを定義して別途CSSに記述しても良い。
<div>🍟</div> <div style="font-family:'Noto Color Emoji'">🍟</div>
指定した範囲のみ Noto Color Emoji に変換される。
絵文字は 🍟 のような文字参照で書いても変換できる。
以下表示例。
素の状態(環境によって見た目が異なる)
🍟
Noto Color Emoji
🍟
なお、Unicodeに新しく追加された絵文字などにはまだ対応しておらず、変換できない絵文字もある。 今後のアップデートで対応すると思われる。