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フィルム野菜

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フィルム野菜(ふぃるむやさい)とは、ハイドロゲルからなるフィルム(膜)を用いて栽培した野菜のこと。 ハイドロゲルとはゼリーのようなもので親水性がある素材。 オムツなどに使われている。 シリコーンを結びつけたシリコーンハイドロゲルはソフトコンタクトレンズに使われている。

フィルム野菜は、2010年4月22日にTBSの番組「ひるおび!」で紹介され、メビオールという企業の話があった。 メビオールは、早稲田大学が投資を行っている大学発バイオベンチャー企業。 ゲル状の素材を用いた野菜の栽培の特集で当時何度かテレビで紹介されている。 メビオールでは、ハイドロゲルからなるフィルムを「ハイドロメンブラン」と呼んでおり、それを用いた栽培を「アイメック」と呼んでいる。

土の上の栽培では、水や養分は地中へ流れ効率が良くなくコストがかかる。 多量の化学肥料は土壌を汚染する可能性がある。 水や養分をフィルムに吸着させることで、野菜に水や養分を効率よく与え、尚且つ土壌の汚染を減らす。 野菜にとって、フィルムは土に比べ水を吸いにくい。 その結果、糖度など野菜の栄養成分が高まる。 土の上の栽培でも、わざと与える水の量を少なくして、糖度などを増やす栽培方法がある。 トマトの栽培などで知られる。

企業サイト: メビオール株式会社


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