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配当金

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配当金(はいとうきん)

配当金

配当金とは、企業や主催者の利益の一部を分配金としてもらえるお金のことで、単に配当とも呼ばれる。 株式以外の分野でも使われる。 株式においては、所有している株式数に応じて無償でもらえる報酬のこと。 企業の利益を分配金として受け取ることができる。

配当金は基本的に1株当たりの金額で記されている。 例えば配当金50円と書かれている株を100株持っていると5,000円もらえることになる。 実際には手数料や税金を取られるが、ここでは省略している(以下同様)。

配当に関する用語には以下のようなものがある。

配当利回り(はいとうりまわり)
例えば、単元株数100株の株の配当が140円だったとする。 この株を100株もっていた場合、1年間に14,000円の配当金がもらえることになる。 200株持っていれば2倍の28,000円の配当金がもらえる。
株価が3,800円の株を100株買うには38万円の資金が必要となる。 銀行などの金融機関に38万円を預けて1年に14,000円もらえるというのは、金利約3.6%に相当する。 このとき配当利回りが3.6%などと言う。
銀行は金利が低いので、お金を寝かせておくくらいなら、毎年安定して配当金が得られる株を買った方が良いという考え方もある。 ただし、株には元本割れするリスクもある。
配当取り(はいとうどり)
配当を実施している企業であれば、その企業の決算日に毎年配当金がもらえる。 実際には決算日に即もらえるのではなく、決算日にその企業の株を持っていた場合、配当金を受け取る権利が発生する。 手元に来るのは概ね2~3ヶ月後となる。 配当金は決算日近くで株を買って決算日の後即株を売ってももらえる。
決算日は企業によって異なり、3月末日に決算の企業が多い。 決算日の当日に株を買っても、配当を得る権利は発生しない。 基本的に約4営業日以上前に手に入れないと配当を得る権利が発生しない。
配当金を取得する権利を得るために、その企業の決算日までに株を購入することを配当取りと言う。 特に高配当銘柄で配当取りが多い。 ただし、決算日が近くなると、そういった株は株価が上がる傾向がある。 売るときの株価が買ったときの株価を下回ったら逆に損をしてしまうので注意が必要となる。
無配(むはい)
配当を実施しないこと。 今まで配当を実施していた企業が、業績が悪化したときなどに「無配に転落」などとニュースで報じられることがある。
配当は全ての企業で実施しているわけではなく、基本的に業績の良い企業が実施している。 業績の良い企業ほど配当金が高い傾向がある。 株を買ったときは業績が良かった企業でも、業績が急に悪化して配当額が減ったり、無配になる可能性もある。 配当金が安定している業種は、通信、ガス、電力、鉄道などのインフラ系と言われるが、その代表格だった電力株(電力会社の株)は東日本大震災以降、株価は下落・低迷し、無配となった。