氷川丸(ひかわまる)は、1930年(昭和5年)に横浜船渠株式会社(現 三菱重工業株式会社横浜製作所)にて建造された日本郵船株式会社の貨客船である。 全長は163.3メートル、総トン数は11,622トン、スピードは18.38ノットとなっている。
シアトル航路に就航後、約1万人が乗船した。 第二次世界大戦が始まり、在日外国人の帰国と海外残留邦人の引き揚げに携わった。 その後、特設病院船として徴用・改装され、南方の島々から傷病兵を日本へ運んだ。 終戦後、食料品や石炭を運ぶ貨物船として使われた後、貨客船としてシアトル航路に復帰した。 船齢30年となった1960年(昭和35年)に運航を終了し、翌1961年に横浜の 山下公園 に係留された。
観光宿泊施設として改装され、船上で結婚式等のイベントも行われた。 2003年(平成15年)11月、横浜市指定有形文化財に指定された。 2008年(平成20年)4月25日、見学施設としてリニューアルオープン。 船内は、客船エリア、乗務員エリア、氷川丸の歴史に関する展示エリアがあり、入場は有料。 また、海運の歴史に興味がある人は 日本郵船歴史博物館 も併せて訪れると良いだろう。
最寄りは東急東横線・みなとみらい線直通の 元町・中華街駅 で、1番出口または4番出口から山下公園方面へ向かい徒歩4分。 JRで最も近いのは 石川町駅 で徒歩15分。 JRまたは横浜市営地下鉄ブルーラインの 関内駅 からは徒歩20分でやや遠いが歩けなくもない。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先
私は山下公園に来たら、とりあえず氷川丸の写真を撮る。
山下公園にあるベンチ側から見た様子。
周辺にはカモメがたくさん飛んでいて、エサを与えている人もいる。
山下公園側が船尾。
右舷。
夜はライトアップされる。