神奈川県庁(かながわけんちょう)は、神奈川県の行政を司る都道府県庁である。 本庁舎は神奈川県横浜市中区日本大通にあり、道路を挟んで新庁舎や分庁舎などがある。 また、道路を挟んで横浜地方裁判所や 横浜港郵便局 がある。
本庁舎は1928年(昭和3年)10月31日に竣工し、1996年に登録有形文化財に登録された。 構造は地上5階、地下1階、塔屋4階建てとなっている。 現在の本庁舎は関東大震災で焼けたものに代わる4代目の建物で、知事が執務する現役の庁舎としては大阪府庁本館に次いで全国で2番目に古い。
高さ48.6mの中央の塔屋はキングの塔と呼ばれていて、 横浜税関のクイーンの塔 、 横浜市開港記念会館のジャックの塔 とともに横浜三塔と呼ばれている。 これは外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来とされている
本庁舎敷地内の南西の角に神奈川運上所跡の記念碑と案内板があり、かつてここは運上所だった。 開港にともない、関税と外交事務を扱う神奈川運上所が設けられ、神奈川奉行の支配に属していた。 慶応2年(1866)類焼し、翌年新築し、横浜役所と称した。 明治元年(1868)明治政府に移管され、同5年(1872)横浜税関に改められた。
本庁舎の屋上展望台、歴史展示室、知事室、旧貴賓室、旧議場は無料で見学できる。 公開日程等は神奈川県のウェブサイトに記されている。
最寄りは東横線直通・みなとみらい線の 日本大通り駅 で、県庁口(1番出入口)やスタジアム口(2番出入口)から徒歩1分。 JRや横浜市営地下鉄ブルーラインは 関内駅 から徒歩10分で少し歩くことになる。
〒231-8588 神奈川県横浜市中区日本大通1
本庁舎の中央にある塔がキングの塔である。
横浜港郵便局側から見た外観。
象の鼻パーク側から見た様子。
神奈川運上所跡の記念碑と案内板がある。