充電池やバッテリーの容量に記載されているtyp.やmin.
スマホやデジカメなどに使われているリチウムイオン電池やエネループなどのニッケル水素電池にはその容量が書かれている。 単位は Ah で、容量が少ないものは mAh で表記されている。 m は 1/1000 なので、1000mAh = 1Ah である。
この容量には数字のほか typ. や min. と書かれたものがある。 typ. は typical の略で、英語で「代表的な、典型的な」という意味。 min. は minimum の略で、英語で「最小の、最低限度の」という意味。
電池を製造しているメーカーのサイトを見ると、typ. は 実力容量または公称容量、min. は 最小容量または定格容量と呼んでいる。 Panasonic のサイト 表示変更のお知らせ | 電動工具 | Panasonic では「公称容量は、充電池の製造者が指定する設計上の中心容量。定格容量は、規定された条件下で放電させたときに取り出せる電気量。」と説明されている。
メーカーのサイトを見ると typ. や min. について以下のような説明がある。
- JIS C8708 2004(4.2.1)の充放電条件に基づく、電池の実力容量 typ.
- JIS C8708 2004(4.2.1)の充放電条件に基づく、電池の最小容量 min.
JIS C8708 という規格は改正されて、最新版は2007年4月20日のものになっている。 2007版の規格は JIS C8708 2007 と表記される。 JIS C8708 2004はもう見られないので分からないが、4.2.1 などJIS C8708 2004の4章に充放電条件などの記載があったと思われる。 JIS C8708 2004の4章の内容は、JIS C8708 2007の7章に相当するようだ。 JIS規格については JISC 日本工業標準調査会 で検索できる。
また前述の Panasonic のサイトには「欧州電池指令に対応し、電池パックの容量表示を公称容量から定格容量に変更いたします。」と書かれている。 欧州電池指令では、容量表示の不統一を解消するため国際規格での表示統一化が審議されており、typ. を表記せず min. だけ表記するものも多いようだ。