ご飯は「よそう」と「よそる」どちらが正しいのか?
私は昔から「ご飯をよそう」と言っていて、それが普通で標準語・共通語だと思っていた。 ある日友人が「ご飯はよそるだ」と主張し、そのときどちらが正しいのかという議論になり、一緒にいた友人たちは2派に分かれた。
それから何年か経ち、2005年頃そのことを思い出してインターネットで検索してみるとNHK放送文化研究所のサイトに説明があった。 それによると「よそう」は「装う」を語源とし、整えるというのが本来の意味。 ここから食べ物を器に整えることを「よそう」と言うようになった。 「よそる」は「よそう」と「盛る」が合わさった言葉(混交語)で、「よそう」より新しい言葉。 といっても100年以上前の辞書には既に掲載されていたとのこと。
なお一時、NHK放送文化研究所のサイトから当該ページが消えていたがまた復活していた。
参考: 「ご飯を盛る」と「ご飯をよそう」とは、どう違うのでしょうか。 | ことば(放送用語) - 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所
つまり「よそる」は誤りではなく、どちらも正解だった。
辞書で「よそる」を調べてみると同じように「装う」と「盛る」が混交した語と説明されている。 混成語とも呼ばれている。
以前、 かばん語(Wikipedia) でも「よそる」に言及していたが、現在は消えている。
これらに似た言葉は「盛る」や「つぐ」などがあるようで、検索してみると「盛る」はご飯以外でも使われるので圧倒的に多かった。 ご飯に限定すると「よそう」が一番多く、「盛る」が2番だった。 ただし、当時検索したのは2005年7月28日なので情報が古く、精度も良いかどうか怪しいところがある。
「よそる」という言葉が気になる人はわりといるようで、 ことばの話2695「『よそる』と『よそう』、出立飯」(道浦俊彦/読売テレビ) などのページもある。