YAMAZEN(ヤマゼン)のDCモーター搭載扇風機 YLR-HED302-MS のレビュー、外観写真、消費電力測定。
2018年7月7日、ヨドバシの通販でヤマゼン(山善)のDCモーター搭載扇風機 YLR-HED302-MS を購入した。 価格は7,540円(税込)。 ヤマゼン製とはいえ、DCモーター扇風機が安く買えるようになった。 日立や東芝の製品は2倍位の値段だが、それでも昔よりは安くなった。
実は YLR-HED302-MS を買う際、同じヤマゼンで、同じ7,000円台で YLX-ED303-MA という DCモーター扇風機もあり、どちらを買うか迷った。 主な違いは下表の通り。
YLR-HED302-MS | YLX-ED303-MA | |
羽根の枚数 | 5枚 | 7枚×2 |
温度センサー | あり | なし |
リモコンの入タイマーと首振り | なし | あり |
消費電力(最大時) | 20W | 26W |
YLR-HED302-MS は写真を見て分かる通り、羽根の枚数が5枚で、今どきの扇風機としてはやや少ない。 ただ、羽根の枚数が増えると、重くなり、風の抵抗も増えるせいか、YLX-ED303-MA は消費電力が最大6W大きい。
また、YLR-HED302-MS で注意したい点は、リモコンに入タイマーと首振りがない。 入タイマーは台座(ベース)の操作部で設定可能。 首振りはリモコンにないどころか操作部にもボタンがなく、モーター上部にあるピンの押し引きで切り替える昔からあるタイプとなっている。 ボタンでしか操作したことがない現代人だと気づかないかもしれない。
私はヤマゼンの扇風機を買ったのは初めて。 梱包されている箱は想像以上に小さかった。
当然組み立て式で、主な部品は支柱本体、台座、羽根、前面カバー、背面カバー、リモコン、リモコンホルダー、リモコン用ボタン電池(CR2025、3V)となっている。 商品写真では分かりにくいが、リモコンホルダーも付いていた。
付属の取扱説明書を見れば簡単に組み立てられる。 ヤマゼンのサイトからPDFファイル YAMAZEN YLR-HED302-MS もダウンロードできる。
子供の誤飲防止のためか、リモコンの電池ホルダーはピンを引っ掛けてスライドして開けるようになっている。 操作部中央には温度が表示される。 温度センサー使用時、風量は静音(微風)と弱しか選べず、さらに切・入タイマーも使えない。 私は温度センサーを使う予定はないが、使う予定の人は注意した方が良い。
片手で楽に持てるくらい軽い。 軽すぎると不安だが、簡単に転倒するほどではない。
YLR-HED302-MS の消費電力は仕様では最大20Wだが、静音や弱の風量ではどの程度の消費電力なのか気になるところ。 なぜなら私がよく使うのは静音や弱だからである。
ワットチェッカーTAP-TST5(サンワサプライ)にて消費電力を測定したところ、下表のようになった。 静音(微風)は4W、弱は7W、中は11W、強は17Wで、首振りなしとありどちらも消費電力は同じだった。 さすがDCモーターといったところか、なかなかの省電力。 うちには日立のDCモーター扇風機 日立 DCモーター扇風機 HEF-DC100 もあるが、それとたいして変わらない。
消費電力が4Wの場合、電気料金単価が26円/kWhとすると、1時間使用した場合の電気代は0.104円となる。 1日6時間の使用を1ヶ月間(30日)続けた場合、電気代は18.72円となる。
羽根は5枚しかないが、風量不足はそれほど感じない。 静音時の回転音は、まったく音がしないわけではないが、私は寝られるレベル。 首の向きや角度によっては振動音が聞こえる場合があるが、少し首の向きや角度を変えると抑えられる。 弱はそれなりに音がするので、人によっては寝にくいかもしれない。 首振りの音は今のところ静か。
値段が安いので性能や品質が心配だったが、個人的には満足している。
風量 | 消費電力 |
静音 | 4W |
弱 | 7W |
中 | 11W |
強 | 17W |