液晶テレビの消費電力と電気代、輝度(明るさ)変更

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液晶テレビ、ソニーBRAVIA KDL-32S2000 にてバックライトの明るさを変えて消費電力を測定した。

液晶テレビの消費電力と電気代

うちはソニーの BRAVIA KDL-32S2000 という32インチの液晶テレビを使っている。
バックライトに蛍光管(冷陰極管)を使っている古いタイプの液晶テレビだ。
この液晶テレビの明るさ(輝度)の設定を変更し、 ワットチェッカー TAP-TST5(サンワサプライ) を使って消費電力を測定した。
結果は以下の通り。

液晶の明るさ、輝度の設定
(バックライトの明るさ)
消費電力
(W)
最小 100
1 104
2 109
3 113
4 117
5 121
6 125
7 129
8 133
9 137
最大 141

バックライトの明るさの値を高くすると画面が明るくなり、消費電力が大きくなる。
多くのテレビは、初期状態では明るさが80~100%くらいの比較的明るい設定になっている。
消費電力を抑えたい場合は、明るさの設定を低くすれば良い。
画面を暗くすると最初はかなり暗く感じるが、しばらくすると気にならなくなる。

この液晶テレビには、画質モードの設定で「ダイナミック」や「スタンダード」がある。
ダイナミックは、初期状態ではバックライトの明るさがかなり明るい設定になっている。
スタンダードは、ダイナミックより少し明るさを抑えた設定になっている。
どちらのモードでも明るさを最小値に設定すれば、消費電力は約100Wになった。

パソコン用の液晶ディスプレイも液晶テレビと同様、輝度を変えると消費電力が変わる。
パソコンの液晶ディスプレイについては パソコンの液晶ディスプレイの消費電力 に書いた。
節電したい人は、少し輝度を下げて使うと良い。


電気代

電気代は1kWhあたり22円として計算すると以下のようになる。

  • 消費電力 100W のとき 1時間 で 2.2円。
  • 消費電力 120W のとき 1時間 で 2.64円。
  • 消費電力 140W のとき 1時間 で 3.08円。

この液晶テレビの場合、輝度の最小値と最大値では消費電力に約40Wの差があり、電気代は1時間で約0.88円の差になる。
1日5時間を365日使用したとすると、電気代は1年間で約1,600円の差になる。
40Wというと、ACモーターの扇風機やサーキュレーターの風力を中か強にしたときと同じくらいの消費電力である。