Super-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4 の黄色に変色(黄変)したレンズを紫外線でもとに戻す
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ASAHI OPT.(PENTAX)Super-Multi-Coated(SMC)TAKUMAR 50mm F1.4 紫外線照射で黄変を直す。アトムレンズ、トリウム、オールドレンズ。
Super-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4 の黄変
タクマーはレンズが黄色に変色(黄変)している場合があるが、紫外線を当てると色が落ちるという話を聞き、紫外線を当ててみた。
冬は太陽の紫外線が弱いので、UVライトを購入して紫外線を当てた。
最初はエコネイルUVネイルライト(EKO-UV36W)という製品で紫外線を照射したが、長時間の点灯に耐えられずすぐに壊れたので、高儀のワークライトを改造してUVネイルライトに使われているUVライトを取り付けて紫外線を照射した。
よってUVライトは1灯で、レンズは分解せずに主に後玉側からUVライトを当て、たまに前玉側からも当てた。
紫外線は1日数時間当て、合計24時間くらい当てたと思われる。
【紫外線照射前、前玉側】
ヤフオクで黄変ありのSuper-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4を手に入れた。
紫外線照射前というか、もとの状態を撮り忘れて少し紫外線を照射した後だが、まだレンズが変色している。
黄色というより薄茶色や飴色に近い。
【紫外線照射前、後玉側】
【紫外線照射後、前玉側】
紫外線照射後、色が落ち、レンズがかなり綺麗になった。
紫外線照射前の写真と比べると違いが分かりやすい。
【紫外線照射後、後玉側】
デジタルカメラならホワイトバランスや色温度を調整して実際の色に近づけることは可能だが、黄変がない方がオートホワイトバランス(AWB)が正確で使いやすい。