2015年10月15日、ビックカメラでオリンパスのマクロコンバーターMCON-P02を6,780円(税込)で購入した。 ここでは、本製品の外観や使用感についてレビューする。
マクロコンバーターMCON-P02は、既存のレンズ前面に取り付けて簡易的なマクロとして使用するためのレンズである。 マイクロフォーサーズ機を買ったら使ってみたいと以前から思っていた。
パッケージには製品本体の他、フロントとリアのレンズキャップ、ステップアップリング(SUR-3746)、取扱説明書が付属する。 ステップアップリングは、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZなど一部のレンズに装着するときに必要となる。
生産国は中国。
ステップアップリングは回すと着脱できる。
MCON-P02はレンズフィルターと同様にねじ込み式で簡単に着脱できる。 以下の写真は、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZに取り付けたところ。
マクロコンバーターMCON-P02を使って近所の草花を試し撮りした。 ボディはオリンパスOM-D E-M10、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを使用。
仕様によると望遠端がもっとも被写体を大きく写せる。 焦点距離42mm時、最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率0.38倍(35mm判換算0.76倍相当)となっている。 久しぶりに使うとこのことを失念しがちである。
マクロレンズ同様、カメラの前後のズレがピントのわずかなズレにつながるので、手持ちで綺麗に撮るのは大変だった。 屋外では草花は風で揺れるからより難しい。 最初は絞り優先で撮ろうとしたが、すぐにMモードに切り替えた。 ISO、絞り、シャッタースピードを適宜調節した方が撮りやすかった。 被写体をどのように撮るかにもよるが、F8前後に絞って撮ると良い印象。 本機OM-D E-M10(初代)はボディ内手ブレ補正が3軸だが、できれば5軸の機種を使った方が良いだろう。
画質はMCON-P02を装着していないときとほぼ変わらず、予想以上によく解像していた。 発色も悪くない。 虫眼鏡のようなレンズを取り付けただけで、これだけ撮れることに驚いた。 この値段(約7,000円)でこれだけ写れば十分だろう。
すべて焦点距離42mm(35mm判換算84mm)で撮影した。 ピクチャーモードはNaturalを使用。