2015年10月30日、ビックカメラでオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを89,141円(税込)で購入した。 ここでは本レンズの外観や使用感についてレビューする。
パッケージはOM-D E-M10と同じく、黒を基調としたデザインで、高級感がある。
以下の写真は、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO本体と付属品一式。 メーカーによってはレンズフードが付属しない製品もあるが、本製品は付属する。 前後のキャップ、ポーチも付属。
マウント側を見ると、MADE IN CHINAと書かれている。
前玉。
ボディはOM-D E-M10。 OM-Dシリーズで最も安価なモデルにこのレンズを使うのは贅沢な気もする。
ズームの伸縮は、15mm付近が最も短く、40mmが最も長くなる。
フォーカスリングを本体側へ引くとAFからMFに切り替わるようになっている。 便利な機構だが、このことを失念していると、MFに切り替わっていることに気づかず、AFが効かなくなってしまったと焦ることがある。
キットレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と比べるとかなり大きく、重い。 ただ、APS-CやフルサイズのF2.8ズームレンズと比べれば大したことはない。
レンズフードの取り付け方がキヤノンやソニーのレンズと違ったため、最初は付け方が分からなかった。 一応、取扱説明書に図解があった。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、キットレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と比べると解像力がある。 どの焦点距離で撮ってもよく写っており、写真中心部だけでなく周辺部もよく解像している。
キットレンズは、きちんと写っているときもあれば、稀に一部描写が甘いときがあった。 最初は手ブレの影響かと思ったが、本レンズではそのような描写はなかったので、レンズの精度に差があるということだろう。
ただし、写真をピクセル等倍でよく見ないとその差は分かりにくい。 この違いに約9万円を出せるかどうか。
いつもの江の島で、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで試し撮りしてきた。 使用したボディは、前述のOM-D E-M10。 天気が良く、撮影条件が良かったせいもあるが、コントラスト、発色、解像ともに良い印象。 ピクチャーモードはNatural。