K&F CONCEPT コンタックス・ヤシカ(C・Y)-SONY Eマウントレンズアダプター
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K&F CONCEPT コンタックス・ヤシカ(C・Y)-SONY Eマウントレンズアダプターの外観、カール・ツァイスのオールドレンズ。
K&F CONCEPT コンタックス・ヤシカ(C・Y)-SONY Eマウントレンズアダプター
2017年3月、親戚からコンタックス・ヤシカマウントのCarl Zeiss(カール・ツァイス)のレンズを5本頂いた。
どのレンズも防湿庫に保管されていたので状態が良い。
- Distagon(ディスタゴン)28mm F2.8
- Planar(プラナー)50mm F1.4
- Planar(プラナー)85mm F1.4
- Sonnar(ゾナー)135mm F2.8
- Vario-Sonnar(バリオゾナー)28-85mm F3.3-4.0
私はミノルタやキヤノンなどのオールドレンズは持っているが、基本的にヤフオクで1,000~4,000円程度の安いレンズしか持っていない。
上記カール・ツァイスのレンズは中古の相場が10,000円以上し、私には高価なのでコンタックス・ヤシカマウントは無縁だと思っていたが、まさかこういう形で手に入るとは思わなかった。
そういうわけで、2017年2月27日、アマゾンでK&F CONCEPTのコンタックス・ヤシカ(C・Y)-SONY Eマウントレンズアダプターを2,336円(税込)で購入した。
オールドレンズはすべてソニーのEマウントで使っているので、コンタックス・ヤシカもEマウント用にした。
K&F CONCEPTのアダプターは
M42/SONY Eマウントアダプター
や
Nikon F/SONY Eマウントアダプター
を既に使っていて特に問題がなく、安心感と価格で選んだ。
【パッケージ】
パッケージはK&F CONCEPTのいつもの箱。
「満足?」と書かれたいつものレビュー用カードも入っている。
説明書は付属しない。
生産国は中国。
【Eマウント側】
NEXのブランドは終わり、今はα(アルファ)に統一されているが、アダプターには「C/Y - NEX」と書かれている。
見た目や造りはいつも通りで特に問題なさそう。
ロック用のピンが1本あり、これを押してからレンズを回すとレンズを取り外せる。
【NEX-5NとPlanar 50mm F1.4】
とりあえずPlanar 50mm F1.4を取り付けてみた。
ガタはなく、スムーズに取り付けられた。
ボディがNEX-5Nという古い機種なのが残念で、ボディがレンズのオーラに負けている気がしなくもない。
【試し撮りのインプレッション】
Planar 50mm F1.4 は、個体差なのか分からないが、ややピントが合わせにくかった。
F値を変えたらピントの確認をした方が良さそう。
他社のレンズでもピントが合わせにくいレンズがあるが、そのタイプかもしれない。
当然ピーキングと拡大機能を活用しているが、大丈夫なように見えても怪しいことがある。
ピントが合えばそこそこ解像し、遠景はF4で周辺まあまあ、F5.6で解像。
ボケは良いのかもしれないが、解像力に関しては安価な50mmのレンズの方が良いものもある。
Distagon 28mm F2.8 は、わりと寄れる。
開放F2.8なので、近接・遠景とも開放からほど良い解像で使いやすい。
手持ちの安価な28mmのレンズは写り(特に遠景)が良いものがあまりないが、これは良い方だった。
Planar 85mm F1.4 と Sonnar 135mm F2.8 は最短撮影距離が長い(遠い)。
APS-C機で使う場合は少し望遠になるので、シャッタースピードが遅くなると手ブレが心配になる。
両レンズとも絞ればなかなか解像する。
まあ、開放付近でボケを活かした写真を撮る方が良いだろう。
どのレンズも発色、コントラストが良く、優しいボケ味で、レンズごとにそれらのクオリティにあまりバラつきがなく、安定感がある。
あくまでNEX-5Nで撮った場合の印象で、レンズやアダプターの個体差もあり、ボケ重視か解像重視かなど、人によって印象は異なるかもしれない。
できればいつかα7IIを手に入れて、いろいろ撮りたい。