主に1/10スケール・オフロードRCカーに使用するアルミ製ダンパーの外観や使用感などについて記す。
2014年7月6日、アマゾンでタミヤのDF-03アルミダンパーセットを5,263円(税込)で購入した。
商品名に「DF-03」と書かれているが、ネオマイティフロッグ(DT-03)やプラズマエッジII(TT-02B)などのオフロードカーにも使用可能。 また、サイズが近ければ復刻バギーにも使える。
パッケージにはダンパーが4本セットで入っており、オイル(SOFT#400)も付属している。 また、ピストン、ロッド、Oリング、オイルシールなどが同梱されており、自分で組み立てる必要がある。 細かい部品が多く、組み立てが面倒そうに見えるが、意外と簡単。
リヤは以下のような構造。
フロントは以下のような構造。 ただ、なぜかフロント側にはOリング(黒)の組み込みが図示されているのに、リヤには図示されていない。 なお、Oリング(黒)は4個付属していて余るので、リヤにも組み込みたい人は組み込んでも良いかもしれない。 ただし、ダンパーの全長やストロークはOリングの厚さ分、若干短くなる。
私はネオマイティフロッグ(DT-03)にこのアルミダンパーを取り付けた。 なお、本製品をステーに取り付けるためのピロボールなどは、DT-03用カーボンダンパーステー・フロント(OP.1562)およびリヤ(OP.1563)に付属しており、本製品には付属していない。 また、私は他にもターンバックルやスタビライザーのセットも組み込み、オプションパーツの購入金額が合計約10,000円となり、キットの価格(約6,500円)を超えた。
ネオマイティフロッグ(DT-03)は安価なのは良いが、その分いろいろな箇所でコストが削られている。 最も顕著なのがダンパーで、キット標準ではフリクションダンパーが採用されている。 これは、ゴムとグリスの摩擦で衝撃をやわらげる仕組みになっている。 しかし、残念なことに衝撃が素早く吸収されず、オフロードを走ると車体が少し弾むのが分かる。 チープなダンパーはRCバギーにとって致命的である。
一方換装後、シャーシを少し持ち上げて床に落とすだけでもフリクションダンパーとの違いは明らかで、衝撃をしっかり吸収しているのが分かる。 屋外で試走してみても、違いは明らか。
タミヤには安価な樹脂製のCVAダンパーもあるが、やはりアルミ製の方が見た目的にも性能的にも満足度が高い。 ネオマイティフロッグに装着すると、少し高級感が出てオススメである。
製品名 | DF-03アルミダンパーセット |
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メーカー | タミヤ |
オプションNo. | OP.926 |
ITEM No. | 53926 |
生産国 | 日本 |
定価 | 6,200円 |
2014年7月6日、アマゾンでイーグル模型のSP1/10オフロードショックセットを3,926円(税込)で購入した。
前述のタミヤ製と異なり、本製品は組み立て済みのため、説明書が付属していない。 またオイルが付属していないので、自分で用意する必要がある。
スプリングは黄(ソフト)、赤(ミディアム)、緑(ハード)の3種類が付属する。 短いボールエンドやピロボールも付属。 ピストンは3穴と1穴が付属し、ダンパーにはあらかじめ2穴が取り付けられていた。
構造はタミヤのDF-03アルミダンパーと似ているが、リテーナー(アジャスター)の内側にOリングが付いていない。 また、ピストンが若干厚いせいか、Eリングが綺麗にはまらず、ピストンを少しヤスリで削ることにした。
一見プラスチックのような質感だが、イーグル模型の説明によると「ジュラ製ケース」のようである。 つまりジュラルミン(アルミニウム合金)製のことだと思うが、表面がややテカテカしていてチープに見える。 前述のタミヤ製の方が質感は高い。 ただ、樹脂製よりは良いだろう。
再びネオマイティフロッグ(DT-03)に取り付けてみた。 その際、このショックセットに付属しているビス類は一切使用せず、前述のDT-03用カーボンダンパーステーのビス類をそのまま使用した。
早速公園で少し走らせてみたが、タミヤ製アルミダンパーと比べて性能差は感じられなかった。 ややチープな見た目に反して、意外ときちんと役目を果たしている。 また、今のところオイルがひどく漏れている様子もなく、普通に使えている。 見た目を気にしなければ、これで十分かもしれない。
製品名 | SP1/10オフロードショックセット |
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メーカー | イーグル模型 |
品番 | 2677-070 |
適合シャーシ | タミヤDF-03他 |