京商1/10スケール電動RCカー「オプティマミッド」(復刻版)のキット組立。
2022年11月、京商のRCカー「オプティマミッド(OPTIMA MID)」を購入した。 RCアドバイザーチャンプで43,824円(税込)。 このオプティマミッドは1987年に登場した製品の復刻版で、京商ビンテージシリーズの第10弾。 1/10スケールの電動RCカーで、ベルトドライブの4WDオフロードバギー。
私が子供のときに流行っていたRCカーを2014年から再び始めたが、ここ最近RCカーから遠ざかっていた。 最後に購入したのは2017年のタミヤ・ブーメランで、それ以来のRCカー。 いろいろ忘れていることが多く、組み立てや塗装、メカ類の設定はどうだったかなど、思い出すのに時間が掛かった。
オプティマミッド(当時物)が発売された1987年頃、私の周辺ではRCカーブームは終わりはじめていた。 当時所有していたわけでもないので、それほど思い入れはない。 結構高価なので購入するかかなり迷った。 ただ、オプティマのシリーズであること、見た目がわりと好みなこともあり購入した。
パッケージ(外箱)は当時の雰囲気。
ビンテージシリーズなので昔と同じようなブリスターパック。
タイヤ、ホイール、ウイング、プラスチック関係のパーツ類。 タイヤの形状は当時とは異なる。 ウイングはポリカーボネートではなく強化ナイロン製。 品番を見ると分かるが、他のビンテージシリーズと共通のパーツが結構ある。
BAG A~Eとメインシャーシ。
組立・取扱説明書。 最初に持ったときの印象が「厚いな」。 4WDなので組立工程は多そう。 久しぶりのRCカーの組み立てとしては少し荷が重いか。
デカール(ステッカー)2枚とマスキング用シール。 ドイツの国旗のようなカラーリング。
ボディはポリカーボネート製。 自分でカットしたり、穴あけする必要がある。
久しぶりの組み立てでまず思ったのが「老眼がつらい」。 歳を取ったせいで以前より細かい作業が辛くなった。 復刻・再販されたRCカーで遊んでいる人たちは、私と同年代かそれ以上の歳の人も多いと思うが、よく作業できるなと感心する。
とりあえず説明書通りBAG Aから順番に組み立てることになるが、BAG Aだけでなくプラスチックパーツのほかブリスターパックのパーツも必要になる。 これが意外とやっかいで部品を探すことになる。 ランナーにパーツ番号が書いてあるものは分かるが、ランナーに付いていないパーツもある。 久しぶりの組み立てで少々大変だった。 これで合っているのか疑心暗鬼になりながら、何度もパーツの形状や図を確認しながら組み立てた。
また、一部で瞬間接着剤とネジロック剤を塗布する指示があるが、キットには付属していない。 私は手持ちのものを使用した。 走行させず飾るだけなら必要ないかもしれない。
BAG A。 デフギアから作るのでいきなりグリスまみれ。
BAG B。 スパー、スリッパー、ショックタワー、シャーシ、フロントギヤなど。 古いバージョンの説明書だと工程[11]でベルトカバーの品番OT269[3]がOT269[4]になっていた。 形を見れば分かるが、稀に誤記もある。 京商のサイトにあるPDFでは修正されていた。
メインシャーシの上に前後ギヤボックスが載り、少し形が見えてきた。
最初はベルトが少し緩んだ状態で取り付ける。 この状態でギヤを回すとスムーズに回らない。 最終工程でベルトのテンション(張り)を調整するとスムーズに回るようになる。
BAG C。 これ以降、組み立て作業中にベルトが少し邪魔で手に引っかかることがよくある。
工程[15]でサスシャフトをEリングで止めるが、少し隙間があるのが気になった。 ワッシャーか何かを入れたい気分。 着脱のことを考慮しているのか、今はとりあえず何もせず説明書通り組み立てる。
フロントサスペンション周りが少し組み上がった。
BAG D。 細かいパーツがたくさんありややこしい。 組立図でパーツの順序や向きをよく確認して慎重に組み立てた。
工程[21]、リヤは先にロッドをマウントに取り付けないと、あとからではギヤが邪魔で取り付けられない。
BAG E。 いよいよ終盤。 ゴールドのショックケース(ダンパーシリンダー)はかなり軽い。 見た目はもう少し重量がある印象だった。
モーターは京商のル・マン490。 回転数は15,400rpm。 久しぶりの走行なので回転数が控えめのものを取り付けた。 20,000rpm以上あった方が楽しめると思う。
あとはメカ類だけなので組み立てはここまで。 どこに載せるかはあとで考える。
写真で見ると単純に見えるが、高密度でいろいろなパーツが組み込まれている。 ベテランならともかく、普通の人には一度組んだら分解するのは大変、というか分解したくない。 そういう気持ちになる。
メカ類搭載。 受信機とESC(アンプ)はいつも通り面ファスナーで固定。 アンテナパイプはキット付属のものではなく、手持ちの短いパイプを使用。
ESCはHOBBYWING QUICRUN 1060。 現行のQUICRUN 1060はBEC出力が6V/3Aになっているが、私のは昔の5V/2Aのタイプ。 製品名は同じだが品番が異なる。
バッテリーはLi-Po。 Li-Poは多少膨らんだりするせいか、付属のストラップ(ベルト)を使用しなくても丁度良い具合にはまった。 若干きついくらい。 試しに別のNi-MH(ニッケル水素)バッテリーを載せたらわりと隙間があり、ストラップで固定する必要があった。
ボディのカットは普通のハサミでは大変。 いつものタミヤの曲線バサミを使用。 大雑把にカットした後、細部の微調整や穴開けは同じくタミヤのモデラーズナイフを使用。
ギヤカバーが干渉するボディリヤ右側は、これで合っているのか不安になりながらカット。 カット後、シャーシに載せて確認。
色はタミヤのポリカーボネートスプレー PS-1(ホワイト)を使用。 裏打ちにPS-12(シルバー)、PS-5(ブラック)。 今回初めてシルバーも入れてみたが、あまり違いは感じられない。
ノーマルのオプティマと同じく、付属のマスキングシートをウィンドウに貼って白一色で塗るだけなので楽。 さらにウイングは塗装が必要ないし、ドライバー人形もない。
ただ、オプティマ同様デカール(ステッカー)を貼るのがやや大変。 面積が小さいデカールは問題ないが、オレンジ系の面積が大きいデカールを貼るのは苦労する。 前後左右の位置決めや気泡がなるべく入らないように慎重に作業。 写真ではそこそこ綺麗に見えるが、実際は多少気泡などが入っている。 遠目に見ると分からない。
右側のウィンドウはアンテナパイプを通すために説明書では穴を開けることになっているが、私は開けなかった。 ボディ内に小さくアンテナを立てた。