2012年7月、100円ショップ・ダイソーで金のなる木(カネノナルキ)を購入した。 これは園芸店やホームセンターでもよく見かける多肉植物で、品種としてはクラッスラ属の花月系である。 ここでは生長の過程を写真で紹介していく。 栽培環境は関東地方。
購入直後は非常に小さく、丈は5cmくらいだった。
窮屈そうなので3~4号くらいの鉢に植え替えた。 適当な鉢が見当たらなかったので、ミニバラを買ったときについていた鉢を使った。 土は多肉植物用の培養土を使用。
夏場は室内の出窓では暑すぎるのでベランダに置いていた。 若い葉が生えて青々としている。
かなり生長して金のなる木らしくなってきた。 葉の淵が赤くなっている。 購入時の2倍くらいの大きさになった。
冬は寒いので室内出窓に置いた。 購入から約1年でかなり茎が太くなり、葉が増えて巨大化してきたので6号鉢に植え替えた。
購入後2年経ち、かなり生長し、丈が30cmくらいになった。 2013年からずっとベランダに置きっぱなしで、冬は雪に埋れたこともあったが枯れなかった。 忘れた頃に適当に水をやり、月1回程度液肥を与えている。 放置気味でも枯れることなく丈夫。
昨年変えたばかりの6号鉢でも窮屈になってきた。 悩んだ末、重い腰を上げて2015年頃に8号鉢に移した。
記録を見ると、最後に金のなる木の写真を撮ったのは2014年12月で、毎年最低1枚は撮っていると思っていたが、2年も放置してしまった。 ただ、写真を撮らないだけで一応世話はしている。 そして購入してから約5年経ち、念願の花が咲いた。
今まで何年も咲いたことがなかったのは、どうも育て方が悪かったようだ。 インターネットで調べてみると、葉が萎れるまで長期間断水した後、水をやり始めると花が咲く可能性が高いようだ。 単に生長させるだけなら適当に水やりをすれば良いが、それだと花はなかなか咲かない。 試しに断水したのは2016年の夏~秋くらいで、葉が萎れてから水をやると冬になる頃に花芽(蕾)が出始めた。 ただ、断水した時期が悪く、気温が低いので花芽のまま冬を過ごし、春になり気温が上がった3月頃から咲き始めた。
今まで何度も切り戻していて、現在の樹高(草丈)は約45cm。 茎が太くなり、草というより木のようになってきた。 頭でっかちの状態でバランスが悪く、強い風が吹くと倒れることがある。
花の直径は1cmほどで小さく、密集して咲く。
前回より多く花が咲き、冬だが満開となった。 ここまで立派になれば、もう思い残すことはない。 今まで何度も捨てようと思ったことがあったが、頑張って育てたかいがあった。 ただ、1つ欠点があり、写真では分かりにくいが壁側はあまり花がついていない。 どの植物にもいえるが、ベランダで育てると日が当たる側に伸びやすい。 均等に育てるには、たまに鉢の向きを変えた方が良いかもしれない。
接写してみるとグロテスクな形をしている。 雄しべが白っぽくなっていて意外と花粉があり、手や服が触れると白い粉が付く。 匂いは感じない。