プロバイダの選択 - ADSLかBフレッツか(光ファイバー回線)

更新:

プロバイダと回線の選択について。
回線会社やプロバイダなどによってサービスが異なるので、最新情報は各会社のページをご確認下さい。

ADSLか光回線か

  1. ADSL
    1. アナログ電話回線を利用したインターネット回線。
      アナログ電話回線が開通していれば、プロバイダに申込みするだけで利用可能。
      ISDNを利用している場合は、アナログ回線に変更するか別回線を用意する必要がある。
    2. 回線速度は、1M~40M程度まで様々。
      ただし実際には、契約した速度の半分以下のスピードが多い。
      回線速度が速いほど月額料金が高い。
    3. 自宅からNTT収容局が遠いほど速度が遅くなる(ベストエフォート)。
      http://www.eaccess.net/apply/guide/measurement.html
    4. 光回線に比べると月額料金が安い。
    5. ノイズやケーブルの劣化などの影響で通信が途切れる場合があり、安定性にかける。
      普通にインターネットをするだけなら、あまり問題はない。
      常時接続したいサービスを利用している場合は、ストレスになる場合がある。
  2. 光回線
    1. 光ファイバーを利用した回線。
      NTTの場合は、Bフレッツという名称でサービスを提供している。
      回線会社によって光回線の呼び方が異なる。
    2. Bフレッツでは、自宅にBフレッツが開通していない場合、NTTに開通工事を申し込む必要がある。
      申込み後、自宅で開通工事(光ファイバーの開通とモデムの設置)を行ってくれます。
    3. 回線速度は、基本的に100M。
      ただし実際には、20M~40M程度が多い。
      自宅からNTT収容局が遠いほど速度が遅くなる(ベストエフォート)。
    4. ADSLに比べると月額料金が高い。
    5. 回線占有タイプと回線共有タイプがある。
      Bフレッツでは、戸建て向けのハイパーファミリー(占有タイプ)と集合住宅向けのマンションタイプ(共有タイプ)がある。
      占有タイプは、回線を1人で占有できるので、近隣の影響で回線速度がダウンする心配がない。
      共有タイプは、回線を複数の家庭で共有するので、回線速度がダウンする可能性がある。
      ただし、共有タイプは、占有タイプに比べて月額料金が若干安い。
    6. ADSLに比べると回線は、安定している。
    7. 集合住宅では、マンションタイプを申し込む場合、マンション管理会社や大家の許可が必要。
      「NTTの回線を追加してもいいですか?」とシンプルに頼んだ方が許可してくれるらしい。
  3. 回線の質については、住んでいる地域や近隣の環境、回線会社、プロバイダなどによって異なるので、 実際に使用してみないと分かりません。
  4. 回線会社がNTT以外の場合、引越しの際に手続きに時間がかかり、 インターネットを利用できるようになるまで2週間程度かかる場合がある。
    例えば、イーアクセスのADSLを使っていて近隣に引越した場合、 プロバイダに手続きをすると、イーアクセス側でも変更手続きが行われる。
    イーアクセスは、NTTにも届出を行うので、さらに手続きに時間がかかる。
    フレッツ(ADSLやBフレッツ)の場合、引越し先が同じフレッツ網であれば、引越し先ですぐにインターネットが利用できる。
    ただし、Bフレッツの場合、引越し先でBフレッツ回線が事前に開通している必要がある。
    NTT以外の回線は、月額料金がNTTよりも若干安い。

光withフレッツかプロバイダとフレッツ別々か

  1. フレッツ
    1. NTTのBフレッツは、プロバイダ経由で申し込む場合、「光withフレッツ」と「プロバイダとフレッツ別申込み」のコースがある。
    2. 「光withフレッツ」は、プロバイダに申し込むと、プロバイダがBフレッツの開通手続きを行ってくれ、 プロバイダがプロバイダ接続料金とBフレッツ料金を回収する。
      解約する場合は、プロバイダもBフレッツも解約になる。
      料金は、別申込みのコースより若干安い場合がある。
    3. 「プロバイダとフレッツ別申込み」コースの場合は、ユーザ自身がプロバイダとBフレッツそれぞれに申込み手続きを行う。
      料金の回収も別々に行われる。
      手順としては、まずNTTにBフレッツ回線を開通してもらう工事を依頼する。
      開通後、プロバイダに申込み、IDとパスワードが届いたら、インターネットに接続可能となる。
      解約や引越しの場合は、それぞれに手続きが必要。
      Bフレッツ回線はそのままで、プロバイダを解約して、別のプロバイダに乗り換えることができる。
    4. 「光withフレッツ」しか扱っていないプロバイダや、 別申込みコースの窓口(リンク)を分かりにくい場所に掲載しているプロバイダがある。
  2. 別申込みが可能なプロバイダ
    1. ASAHIネット
      別申込み○、固定IP○、商用○
    2. excite
      別申込み○、固定IP○、商用×
    3. INTERLINK
      別申込み○、固定IP○、商用○、クレジットカード支払いなら即接続可能になる
    4. アルファインターネット
      別申込み○、固定IP○、商用○、12ヶ月縛り
    5. hi-ho
      別申込み○、固定IP×
    6. plala
      別申込み○、固定IP×
    7. DTI
      別申込み○、固定IP×
    8. OCN
      別申込み○、固定IP×
  3. 光回線の料金
    1. Bフレッツ(ハイパーファミリー)
      5,460円/月(税込み)
    2. Bフレッツ(マンションタイプ)
      2,625円/月(税込み)
    3. Bフレッツコースのプロバイダ接続料金
      1,000~2,000円/月 程度
    4. ひかり電話(基本料金)
      525円/月(税込み)~
      オプションなので、必要ない人は申込みの必要はない。
  4. ADSL回線の料金
    1. ADSL
      4,000円/月 前後
    2. NTT電話回線(基本料金)
      1,700円/月 程度

このエントリーをはてなブックマークに追加