スケアウェアとは - 偽のセキュリティソフト、偽のウイルス対策ソフト
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偽物のウイルス対策ソフト、偽物のダウンロードサイトの話。
スケアウェアとは
- スケアウェアとは、「ウイルスに感染しています」と、嘘の警告を出してユーザーを脅す、偽のセキュリティソフトを指す。
スケア(scare)は、英語で「おびえさせる」という意味。
以下のような手口で個人情報を盗む。
- ユーザーが偽物と知らずに、偽のセキュリティソフト(スケアウェア)を使用する。
ダウンロードして使用するソフトウェアタイプのものや、ウェブ上のツールなど様々なタイプが考えられる。
- スケアウェアは、PCがウイルスに感染していなくても、「ウイルスに感染しています」という警告を出す。
- スケアウェアは、有料版のウイルス対策ソフトの購入などを要求し、ユーザーに個人情報を入力させ、個人情報を盗む。
- 偽のウイルス対策ソフト
ウイルス対策ソフトを装った悪意のあるプログラムは、いろいろな種類が考えられる。
スケアウェアと異なり、個人情報の入力を迫らない場合も想定される。
PCに常駐してキー入力を監視したり、ファイル情報などを盗むこともあり得る。
こういった被害を防ぐには、信頼のある会社のウイルス対策ソフトを使う。
日本でよく知られている有料のウイルス対策ソフトとしては、以下のものがある。
※以下のものを勧めているわけではない。
- ノートン・インターネットセキュリティ(シマンテック)
- マカフィー・インターネットセキュリティ(マカフィー)
今は、マイクロソフトが無料で提供しているウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」もある。
他にも様々なソフトがあるが、自分でよく調べた上で使用したい。
よく分からない場合は、無理に知名度の低いソフトを使う必要はない。
また、著名なウイルス対策ソフトよりウイルスの検出率が高いと謳う偽のセキュリティソフトがあるかもしれない。
ユーザーは、ウイルスに対して恐怖を持っているので、いろいろな脅し文句を使ってくる。
ウイルス対策ソフトが本物か偽物か調べるために、ユーザーがサイトを検索すると、いくつか評判の良いレビューが見つかるかもしれない。
そのサイトが偽のレビューサイトである可能性もある。
- 偽のダウンロードサイト
ソフトをダウンロードするサイトにも罠が潜んでいる場合がある。
信頼のあるサイトを装い、偽のウイルス対策ソフトをダウンロードさせることが考えられる。
- 著名なソフトウェア会社のサイトのデザインを真似て信頼させる。
(ウイルス対策ソフトを提供しているサイトを装うタイプ)
- 信頼があるサイトに見せるため、皆がよく知っているソフトもサイトに掲載する。
(様々なソフトをダウンロードできるダウンロードサイトを装うタイプ)
フリーソフトなどは、作者の意向で無断で二次配布して良いものがあり、そういったソフトが悪用される。
こういったものは、ウイルス対策ソフト以外のソフトでもあり得る。
ソフトウェアをダウンロードする際は、信頼のあるサイトからダウンロードしたい。
偽物のサイトは、サイトのプロフィール情報などをよく読んでみると、日本語がおかしい場合がある。
別の言語をソフトなどで自動翻訳したような日本語になっている。
怪しいと思ったサイトは近づかない方が良い。