svchost.exe アプリケーション エラー - Windows XPアップデート・トラブル・ウイルス感染
更新:
「svchost.exe アプリケーション エラー」の対処方法。
対象 : Windows XP
svchost.exe アプリケーション エラー
突然以下のような警告ウィンドウが表示される場合があります。
以下のように3種類あります。
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svchost.exe - アプリケーション エラー
"0xXXXXXXXX" の命令が "0xXXXXXXXX" のメモリを参照しました。メモリが "read" になることはできませんでした。
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Generic Host Process for Win32 Services
問題が発生したため Generic Host Process for Win32 services を終了します。
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Generic Host Process for Win32 Services はエラーが発生し閉じられる必要がありました。
svchost.exeとは
svchost.exeは、Windows上の各サービス(ネットワーク、デバイス、ソフトウェアなど)を起動するプロセスのようです。
[Ctrl + Alt + Del]でWindowsタスクマネージャを起動してプロセスを見ると、svchost.exeがあることが分かります。
svchost.exeのプロセスが複数起動しているのは普通の状態です。
(参考)
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/250320
原因と解決方法
svchost.exeアプリケーションエラーの原因としては以下いくつか考えられます。
- セキュリティ更新プログラム 873333 (MS05-012) のインストール後 svchost.exe エラーが発生することがあります。
これはマイクロソフトのサイトに対策が記載されています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/896648
しかし、現時点ではこれは古いアップデートの話なので、あまり関係がありません。
- ウイルスに感染している場合があります。
svchost.exeという名前で起動するウイルスもあるようです。
もしウイルスに感染しているか不安な場合は、
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
を試めして下さい。
または、フリーや有料のウイルス対策ソフトを導入して下さい。
Windowsを常に最新の状態に保ち、悪意のあるソフトウェアの削除ツールでウイルスが検出されなければ、ウイルスに感染している可能性は低いです。
- Windowsのアップデート(Windows UpdateまたはMicrosoft Update)に失敗した。
アップデート中にパソコンの電源を切ったりパソコンがフリーズして正常にアップデートをできなかった場合、svchost.exeアプリケーションエラーが発生する場合があります。
どうも上記3番目の現象が多いようです。
この解決方法は以下いくつかありますが、まず下記1番目を試すと良いと思います。
また、svchost.exeアプリケーションエラーのウィンドウを閉じるとパソコンがフリーズしてしまいます。
作業を行う場合は、エラーのウィンドウを閉じずに隅にどかして作業して下さい。
- Windows Updateをやり直す場合(推奨)
正常にアップデートを完了させるために、途中で終了したアップデートを再度行います。
- 「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」→「自動更新」で、「自動更新を無効にする」を選択し、OKをクリックします。
- Windowsを再起動します。
再起動できない場合は、電源ボタンの長押しなどで強制的に再起動します。
svchost.exeアプリケーションエラーは、自動更新を監視するプロセスで発生していたため、自動更新を無効にするとエラーが発生しなくなります。
- 「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows UpdateまたはMicrosoft Update」を選択し、手動でアップデートを行います。
エラーが出た状態のまま手動アップデートを行っても、プログレスバーのページから先に進まず、更新できません。
そのためいったん自動更新を無効にしました。
- アップデート完了後、Windowsを再起動します。
再起動後、先ほど選択した「自動更新を無効にする」を「自動(推奨)」に戻します。(いつも自動更新の場合)
以上でsvchost.exeアプリケーションエラーは発生しなくなります。
- システムの復元を行う場合
エラーが発生し始める前の状態にパソコンを戻します。
まず、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」で「システムの復元」を選択します。
その後画面の指示に従って、どの時点の状態へ戻すか日付を選択して決定します。
パソコンが選択した日付の状態に戻ります。
この場合、その日付以降に作成したデータが消えるため、必要なデータはバックアップを行って下さい。
「システムの復元」がうまく動作しない場合は、「セーフモード」でWindowsを起動して「システムの復元」を行って下さい。
パソコンを起動する際、Windowsのロゴが表示される前にパソコンメーカーなどのロゴが表示されます。
この時に、[F8]、[F10]、[F12]、[F1]、[F2]、[Ctrl + Alt + Esc]などのキーを押すと、セーフモードで起動をできる画面が表示されます。
どのキーを押すかはパソコンによって異なります。
起動後、上記の通り「システムの復元」を行って下さい。
どの程度過去に戻せば良いかは分からないので、何度か試すしかありません。
- リカバリーCDでOSをインストールし直す場合(工場出荷時の状態にする)
リカバリーCD/DVDなどでOSを再インストールします。
これは上記方法でどうしても改善されない場合の最終手段で、通常は行いません。
これを行うと、パソコンは工場出荷時の状態になるのでデータは全て消えます。
もしリカバリーする場合は、必ずデータのバックアップをして下さい。