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複数のバージョンの絵文字フォント(Segoe UI Emoji)がPCにインストールされています。

更新:

Windowsでは、キーボードで「Windowsロゴ」+「.(ピリオド)」キーを同時に押すと絵文字一覧のウィンドウが表示される。

ただ、そのウィンドウに「複数のバージョンの絵文字フォント(Segoe UI Emoji)がPCにインストールされています。これにより、絵文字の表示に問題が発生する可能性があります。」というメッセージが表示されている場合がある。

Windowsの絵文字はSegoe UI Emojiというフォントが使用されている。 このフォントは定期的にアップデートされており、Windows 10では絵文字の輪郭に太い線があったが、Windows 11ではそれがなくなりスッキリしたデザインになっている。 詳しくは Segoe UI Emoji font family(マイクロソフト) を参照。

上記「複数のバージョン・・・」のメッセージが表示される場合、Windows 11なのに古いタイプの絵文字が表示されるなど表示がおかしくなる場合がある。

Windowsのフォントは C:\Windows\Fonts フォルダにインストールされているので、そこを見てみると Segoe UI Emoji は1つしかない。 このフォルダの中では「Segoe UI Emoji 標準」という名称で表示される。 念のためいったんこのファイルを他のフォルダにコピーしてバックアップした後、このファイルの削除を試みるも「Segoe UI Emoji は保護されたシステムフォントのため削除できません。」という警告が出て削除できない。 ちなみにファイル名は seguiemj.ttf となっている。

この不具合を修正するのは無理なのかと思いきや、以下の手順で解決できた。

  1. スタートメニューなどから「⚙️設定」→「個人用設定」→「フォント」と進むとフォントの一覧が表示される。
  2. 検索ボックスに「emoji」などを入力して Segoe UI Emoji を表示する。 本不具合が出ている場合、Segoe UI Emoji のところに「2 フォントフェイス」と表示されている可能性がある。
  3. Segoe UI Emoji の右上にある「…」から「アンインストール」を選択する。
  4. 再び「Segoe UI Emoji は保護されたシステム フォントのため削除できません。」というメッセージが表示されるが、その後「2 フォントフェイス」が「1個のフォントフェイス」になる。
  5. Windowsを再起動する。

Windowsを再起動しないと反映されない。

以上でWindows 11に標準で使用されている新しい絵文字が表示された。 ショートカットキー「Windowsロゴ」+「.(ピリオド)」で絵文字一覧を表示すると、上記「複数のバージョン・・・」のメッセージは消えていた。

あくまで私の環境での話。 この方法を試す場合は、フォントのバックアップを取るなど自己責任でお試しください。


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