IrfanViewでEPSファイルを開く方法 - Ghostscript/Postscriptプラグイン・デコードエラー
更新:
IrfanViewでEPSファイルを開く方法、 Ghostscriptの設定とインストール。
対象 : Windows 10/8.1/8/7/Vista、IrfanView 4.37、Ghostscript 9.14/9.07
IrfanViewでEPSファイルを開く方法
IrfanView(Ver.4.37現在)は、初期状態ではEPS/PS/PDFファイルを開けない。
こららのファイルを開こうとしても「デコードエラー(Decode error)」などと表示される。
これらのファイルを開くには、IrfanViewのプラグインであるPostscript.dllとGhostscriptをインストールする必要がある。
環境によっては2014年5月現在最新版のGhostscript 9.14ではEPSファイルは開けず、9.07など旧バージョンをインストールするとEPSファイルを開ける。
私が動作を確認した環境は以下の通り。
- IrfanView 4.37(32bit)
- Ghostscript 9.07(32bit)
- Windows 8.1(64bit)
Postscriptプラグインのダウンロードと設定
IrfanView公式サイトの「PlugIns」というメニュー
からプラグインをダウンロードする。
必要なものはPostscript.dllだけだが、いろいろあると便利なのでアーカイブされたプラグイン一式をダウンロードしておくと良い。
インストーラーを使ってIrfanViewをインストールした場合は irfanview_plugins_437_setup.exe、ZIP形式でダウンロードして適当なフォルダにIrfanViewを置いている場合は irfanview_plugins_437.zip をダウンロードする。
ZIP形式の場合は、i_view32.exeがある階層の「Plugins」というフォルダにZIPの中身をコピーする。
階層は以下のような構成になる(斜体はフォルダ)。
i_about.txt
i_view32.exe
・
・
(中略)
Html
Languages
Plugins
Postscript.dll
・
・
(その他略)
Toolbars
2014年5月現在Postscript.dllが更新されており、上記IrfanView公式サイトの「POSTSCRIPT Plugin (4.38) - Installer or ZIP」と書かれているところから、インストーラー版かZIP版をダウンロードし、前述のPluginsフォルダに上書きコピーする。
Ghostscriptのダウンロードとインストール
次に、
Ghostscript公式サイト
からGhostscriptをダウンロードする。
注意したいのは、2014年5月現在最新版はGhostscript 9.14だが、環境によってはこのバージョンではIrfanView 4.37にてEPSファイルを開けない。
Ghostscript 9.07(32bit)など古いバージョンを使うと開ける。
古いバージョンは
http://downloads.ghostscript.com/public/
にあり、gs907w32.exe などをダウンロードしてインストールする。
Windows OSが64bit版でもGhostscript 32bit版をダウンロードしてインストールする。
インストール後、IrfanViewでEPSファイルを開けるようになる。
一応、Ghostscriptにパスを通さなくてもEPSファイルを開ける。
IrfanView 4.37では、Ghostscript 9.04~9.07 でEPSファイルを開け、Ghostscript 9.09~9.14 では開けなかった。