mozilla の Firefox を以前のバージョンに戻す方法。
対象 : Firefox 57(Quantum)/56.0.2、Windows 10/8.1/7、Mac OS X など
Firefox をアップデートしたら一部のウェブサイトが正しく表示されなかったり、Flash や RealPlayer などのアドオンが正常に動作しないことがある。 mozilla のサイト 以前のバージョンの Firefox をインストールするには には「以前のバージョンをインストールしても、大抵の問題は解決しません」と書かれているが、Firefox に問題がなくてもアドオンなど他で問題が発生することもある。 その場合、セキュリティ上あまり良くないが、Firefox を旧バージョンに戻すことで解決することがある。
mozilla のサイト https://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/ から自分が必要とするバージョンの Firefox をダウンロードする。 上記サイトのディレクトリは[Firefoxのバージョン]→[OS]→[言語]という階層になっている。
ここではバージョン56.0.2(64bit版)をダウンロードして話を進める。 Windows の場合は[56.0.2/]→[win64/]→[ja/]と進み、Firefox Setup 56.0.2.exe をダウンロードする。 この際もし32bit版が必要な場合は[win64/]ではなく[win32/]ディレクトリを選ぶ。
Mac の場合は[56.0.2/]→[mac/]→[ja-JP-mac/]と進み、Firefox 56.0.2.dmg をダウンロードする。
デフォルトは自動更新されるようになっているため、旧バージョンをインストールしてもすぐにアップデートされてしまうので、事前に自動更新をオフにしておく。 後述するが、上書きインストールできるので、例えば Firefox 57(Quantum)を 56.0.2 に戻す場合、Firefox 57 で予めこの設定を行っておく。 具体的にはメニューの[ツール]→[オプション]の「一般」タブに「Firefoxの更新」の設定がある。 「更新の確認は行うが、インストールするかを選択する」または「更新の確認は行わない」のどちらかを選択する。
バージョンによるが、現在インストールされている Firefox に今ダウンロードした古いバージョンを上書きしてインストールできるので、最新版にアップデートされてしまった Firefox をアンインストールしなくても良い。 例えば Firefox 57(Quantum)になっている状態で前バージョンの 56.0.2 をインストールすると 56.0.2 に戻る。 この場合ブックマークやパスワードの設定は残る。
アドオンは Firefox のバージョンに合わせて古いバージョンを使った方が正しく動作する場合もある。 例えば Video DownloadHelper は Firefox 57 に合わせて Ver.7.0.0 が出たが、Firefox 56.0.2 では Ver.6.3.3 だった。 一応古いバージョンもダウンロードできる場合がある。
あえて古いアドオンを使う場合、アドオンも自動更新をオフにしておくと良い。 メニューの[アドオン]の「拡張機能」タブにて使用しているアドオンの[設定]ボタンをクリックし、自動更新をオフにする。