Windows PCのCPUの温度を確認できるフリーソフトをいくつか紹介する。 これは計測というより、ハードウェアの情報をモニタリングして表示しているだけである。 また、マザーボードやストレージなどの情報も表示できるものがあり、PCを自作したり、ベンチマークテストをする際に役に立つ。
Core Temp は2019年1月にリリースされたバージョン1.13が最新版。 通常はインストーラー版だが、「More downloads...」をクリックすると「64 Bit」などからZIP版もダウンロードできる。 「Japanese」のリンクに日本語化のファイルもある。
シンプルなウィンドウの中にCPUの各コアの温度が表示される。 モデル名やプラットフォームなども表示される。 最小化してタスクトレイに常駐できる。 メニューの「Tools」→「Logging on」を選択すると、一定時間のログを取ることも可能。 ログはEXEファイルと同じ階層にCSV形式で保存される。
HWMonitor は2018年11月にリリースされたバージョン1.38が最新版。 自作界隈で比較的有名なCPU-Zと同じサイトが配布している。 本ソフトは、マザーボード、ストレージ(SSDやHDD)など各種ハードウェア情報がツリー状に一覧表示される。 その中にCPUの温度の他、ファンの回転数などもあり、PCの状態が一括で分かり、非常に便利である。 そして比較的見やすい。 無料版はタスクトレイでの常駐化やログの取得はできないが、有料版のPROでは可能。
HWiNFO は2019年1月現在、バージョン6.00が最新版。 窓の杜ではインストーラー版しか配布していないが、公式サイトにはZIP版もあり、「Portable」の「Download for Free」にあるLocal(U.S.)などからダウンロードできる。 情報量は多いが若干見にくい。 ツールバーにある「Summary」は概要が、「Sensors」は温度などが表示される。 ImpressのPC Watchにてベンチマーク記事で使われていることがある。
これはIntel自身が配布しているソフトで、Intel製CPUの周波数、消費電力、温度をリアルタイムで表示できる。 Intel Power Gadget からダウンロードできる。 Intel製品のみ対応だが、より詳しく状態を知りたい人には良い。 動作には.NET Framework 4とMicrosoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージが必要。
Open Hardware Monitor は2019年1月現在、バージョン0.8.0 Betaが最新版。 更新頻度は低い。 HWMonitorと似たインターフェースで、各ハードウェアの情報をツリー状に表示する。 初期状態ではMin値は表示されていないが、メニューの「View」→「Columns」→「Min」をチェックすると表示できる。 最小化でタスクトレイに常駐できる。 ログ取得機能はないが、メニューの「View」→「Show Plot」を選び、ウィンドウ中のCPU温度の横のチェックボックスをチェックすると変化をプロットできる。